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唐津のメインストリート 呉服町商店街のアーケード撤去後の
景観まちづくりを考える企画会議。

私が関わるまでに50回近くの議論が重ねられ、
私が関わりだした約1年前からも20回近くは会議をしている。

商店街の将来イメージ、まちづくりのコンセプト作りからはじまり、
空間イメージの方向性やファサード項目の具体的なイメージ作りと、
議論することは山積しているが、回を重ねる毎に濃密で実りある
場になっている。

商店街メンバーのみならず、唐津市役所・佐賀県の担当者、
アドバイザーのアルセッド建築研究所の清水佐賀所長、
唐津市建築士会のみなさん。。。
参加する人も次第に増えてきて、あらゆる方向から、
商店街の未来図を描いていく。

今回のポイントは、何かを真似するのではなく、
誰かに頼る訳でもなく、0から地元で考え、
時間をかけて1つずつ方向性を決めているところにある。
つまりは、「呉服町方式」をつくっているのだ。

全体を俯瞰しながらも、「こんなまち・お店にしたい」と願う
商店街店舗の想いや個性を大切にしていく。
地元の人もよその人にも来てもらって、人と人のご縁が生まれるまちにしたい。
「空き店舗にこんな店舗が入ってほしい」やがて来てくれる仲間のことをイメージ
しながら、夢が実現する舞台を演出する・・・

そこで暮らしている、商売をしている限り、
必ず一人ひとり意見を持っている。
その声をどうやって引き出していくかが、
僕たちよそ者や専門家の手腕の見せ所である。

呉服町では、全店舗に「商店街での夢」を描いてもらった。
絵や言葉で描かれた1人1人の想いが、
「ここにしかない」まちづくりを進める原点になった。

「オーダーメイドのまちづくり」
時間はかかるけど、しっかりと理念が共有されたら、
これほど頼もしいものはない。

その課題抽出や目標設定は決して霞ヶ関で決めることではない。
現場にしか答えはないし、動くのは現場なのだから。

2014年も残すところあと3日。

今年掲げた目標、
おおむね達成することができましたが、
自分の甘さもあってできなかったこともありました。

改めて、目標達成は日々の意識と努力の積み重ねで
しかないと実感しております。
自戒の念を込めて、達成できなかったことは
必ず来年達成できるように今から準備を始めます。

年末は、気になっていたまちや旅館、家内の実家で
ゆっくりと充電します。
そして来年は、イメージする方向で放電できるよう、
一年のゴールをしっかりと見据えて始業いたします。

皆様も良いお年を。
来年もどうぞよろしくお願いいたします。

2014.12.27 八千代座(熊本県山鹿市)

2014.12.27 八千代座(熊本県山鹿市)

一年が終わる。
そして、来週には一歳年を重ねる。
個人的にも世間的にも新たな一年がほぼ同じ時期というのは、
とってもわかりやすくて有難い。

いよいよ36歳。30代は、いろんな出会いがあって、
仕事のご縁がどんどん広がって、生きてきた中で一番楽しい。

先日名古屋で講演させていただいたGoodJob!セミナーも、
自分の仕事を振り返り、そして新たな感性が芽生えた大切な機会だった。
(Good Job セミナーのホームページはこちら → Good Job!

30代後半は、まだまだがむしゃらに駆け抜けながらも、
40代に向けてしっかりと仕事の軸を固めていきたい。
そして、ご縁をじっくりと熟成していける濃いお付き合いをしていく。

年末年始は、新たな一年を駆け抜けるための大切な充電期間。
今年一年、健康で過ごせたこと、様々なご縁をいただいたことにまずは感謝。
残りわずか、来年の目標をイメージしながらラストスパートだ。

2010暮れ、ニューヨークの夜景

2010暮れ、ニューヨークの夜景

tihousyometsu

元岩手県知事の増田さんが書いた「地方消滅」を読んだ。

なんとなくは意識していたけど、ここまで具体的な数字で
人口減少の推移を見るとぞっとしてしまう。

既に人口減少の急激な波を受けている地域も少なくない。
そして、若者は仕事を求めて東京に集中し、仕事のキャリアアップや
機会を求めていくにつれて女性の結婚率は下がり、少子化に拍車がかかる。
東京だけに人口が一極集中し、東京に超高齢化社会が到来する。
増田さんのいう、「極点社会」のイメージだ。

私も結婚して子供が生まれてから、女性の子育てや働く環境にようやく
目がいくようになったが、その環境は決して充実したものとは言えない。
預けて働くにしても希望に叶った託児所は整備されていないし、

送り迎えのアクセスや働きやすい環境もまだ整っていない。
まちづくりにもっと子育て世代の声を反映しない限り、
具体的に目に見えた形で出生率は上昇しないだろう。

九州の地方都市でまちづくりの将来像を考える機会がたくさんあるが、
最近では、「若者」「コミュニティ」についての真剣な住民の声が
よく聞こえてくる。

いまの子供達だけではなく、これから生まれてくる子供達の未来も
考えていかなくてはいけない時代になった。
目先のことだけではなく、10年いや30年、50年先のビジョンを
しっかりと見据えなければ、将来を託された若者達のまちは残っていない。
現在まちづくりに関わる人達には、その責任が託されている。

徹底的に子育てしやすいまちを創る。
地方に働き口がなくても、地方の都市部に通えるベットタウンとしての
環境づくりを徹底する。
神山町のように、環境とITを売りにして東京の起業家を引っ張ってくる。
それぞれのまちで、規模や資源、立地に見合った戦略があって良い。
都市と地方の人口交流を活発にし、九州という単位で人口流出に歯止めを
かける広域的な考え方も面白いと思う。

この本は、まちづくりに関わる人達が前提条件として理解しておくべき
大切なデータをまとめてくれている。

「地方創生」は、政権が変わろうが変わらまいが、
いますぐに取り組まなければならない課題だ。

身の引き締まる思い。
もっと考えよう、もっと行動しよう。

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