Roots

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かつては栄えた第1次産業も、少子高齢化や輸入品の流通、
食事形態の多様化に伴って規模が小さくなっている。

地方の仕事をしていると、その規模縮小によって使われなくなって
しまった、もしくはそうなってしまいかねない空き倉庫によく遭遇する。

構造や外観はとっても立派なものが多い。
「ここを地域のために何か使えないか」そんな地域からの相談もよくうける。

人口・産業の大転換で行き場を失ってしまった倉庫群・・・
地域にとっては「負の遺産」に見えるものも、見る人によっては、
見方を変えれば、地域の宝へと生まれ変わる。

現に、広島県の尾道市には、港の空き倉庫を活用し、
サイクリストの宿泊施設・拠点「U2」として見事に再生した例もある。

地域の立地や特性をしっかりと見据えて、
夢のようなワクワクすることを詰め込んで、
後は覚悟を持って行動するだけなのだ。

現在、移住支援・地域活性化の仕事で関わっている地域にもそういった倉庫がある。
この倉庫を起爆剤に「地域の小さな拠点」をつくれないか、
そうぼんやりと考え始めている。

唐津やきもん祭りチラシOL確認用

唐津やきもん祭りチラシOL

2回目以降、全体の企画とグラフィックのディレクションで
お手伝いをさせて頂いている「唐津やきもん祭り」。

今年で5回目を迎えます。
今年のテーマは「唐津のぐい呑み」。

全国初の「古唐津・ぐい呑み展」をはじめ、
唐津焼のシンポジウム、なんでも鑑定団の勝見さんの骨董塾、
人気急上昇の企画「唐津焼で角打ち」などなど。

周辺の陶磁器のまちのイベントと趣向を変え、
唐津焼の魅力ともいえる「用の美」を知ってもらおうと
「食と器の縁結び」をテーマに毎年工夫を凝らした企画を
取り入れています。

毎年やきもん祭りで唐津焼のぐい呑みをコレクションしている
私にとっては、今年のテーマは最高ですね。
皆様、GWはどうぞ唐津へお出かけくださいませ。

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週末の日曜日、唐津で「唐津たてもの活用術」を開催しました。

予想以上に多くの方々にご来場頂き、古い建物の保存・活用、まちづくり
に関心があることがわかりました。嬉しいですね。

セミナーの主役は実際に建物を活用している実践者。
先代から引き継いで活用したり、お父さんから頼まれて残す使命があったり、
はたまた福岡から移住して農家民家を買ってリノベーションしたり・・・

保存・活用の形は三者三様でしたが、唐津の景色・建物を守るための
生々しくもヒントを得られる貴重な場でした。

特に草伝社の原さんがおっしゃっていた、
建物を改修も出来ないし、壊すことも出来ないというリアルな現実は
考えていくべき大きな課題であり、その中で掃除したり、「治したり」という
できることから続けて行くための仕組みであったり、まちづくりを
どう進めて行くのかをまち単位で本気で議論して行くべきだと痛感しました。

古い建物の保存・活用は、少子高齢化が加速する中で、
地方都市が抱える大きな問題となっています。
その問題の性質な微妙に地域単位で違っているので、
やっぱり地域が主体となって進めて行くほかありません。

この日はデザイン監修させてもらった「唐津建築遺産マップ」と
ホームページ(→こちら)もお披露目となりました。

少しでも保存・活用への関心を持ってもらって、できることから少しずつ、
1つずつ積み上げて行くことから唐津の歴史まちづくりを続けていきたいものです。

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唐津市中心市街地活性化協議会のタウンマネージャーとして
昨年から深く関わらせていただいている呉服町商店街の活性化事業。

これまでの度重なる議論の末に、呉服町商店街ではアーケード撤去の
決断をされました。私はそのアーケード撤去後のまちづくりをどうするか
という局面からお手伝いをさせていただいています。

すでにアーケード撤去後の決断から2年近くの歳月が過ぎていますが、
いまだにアーケードをとることが良くないのではという否定的な声を
直接聞くことがあります。

確かに見方を変えればそうかもしれません。
でも、アーケードを撤去するという判断から現在まで、
間違いなく地元の人達の意識は変わり、これまでになかった団結力が
少しずつ生まれていることは間違いありません。

それは外部からしたらたいした変化ではないかもしれません。
ただ、まちをこれまでも、これからも、担って行くのは変わらずにまちに
住み、商売をする人達なのです。

・これからの商売相手をもう少し変えないといけない。
・扱っている商品をよりユニークに、時代に合うものにしないといけない。
・自分のためだけでなく、両隣の人達と手を携えることで人は集まって来る。
・ユニークなお店が集まることで、人は再び商店街にやってくる。
・商品の数だけではなく質であり、人を磨こう。

その商店街に深く入り、人の良さを知っているからこそ、
専門店の原点に立ち返りながら、少しずつ丁寧にこれからの商店街のあり方を
模索していこうと思っています。

私個人の考えとしては、バブル期の時代に成立できていたように、
全ての空き店舗が商業店舗で埋まって商売が成立する時代ではないと。
公園があって良い、子育てのママ達が気軽に立ち寄れる場所があって良い、
時間をつぶせるようなカフェやコミュニティスペースがあって良い。

経済消費というよりは暮らしの舞台としての商店街。
身の丈にあった、自己実現の場所としての商売の地。
そうすることで、多種多様な出会いが生まれる、地方ならではのまちが
できるような気がしています。

だから、アーケード撤去後のリニューアルがゴールではなくて、
背伸びせずにじっくりゆっくりと、試行錯誤しながら商店街のあり方を
模索して行きたいと思ってます。

その試行錯誤の第一弾が「新生・呉服町商店街」のオープニングイベントと
第1回縁結び市。お近くにお住まいの方は是非お立ち寄りください。

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私が昨年から戦略・事業のコンサルタントとして関わらせて
いただいている、福岡県嘉麻市の老舗酒蔵・寒北斗酒造さん。

このたび、ホームページとムービーのプロデュースをさせていただきました。

寒北斗ホームページ → こちら
寒北斗ムービー → こちら

老舗の酒蔵として酒造りの品質は間違いないものを持っています。
そして、福岡の中では銘酒として不動の価値を築き上げてきた。

でもこれから30年という先を考えたとき、いまの価値・酒造りのマインドは
続いているんだろうか。。。

昨年の寒北斗酒造さんとの出会いは、そんな足下を見直すことがきっかけでした。
それからというもの、蔵を訪ねては蔵人と話し合い、どんな未来を描いて行きたいか、
若手と語り合いました。そして、「ものづくり」という少し閉鎖的になりがちな職人気質を、
買い手に最も近い売り手の人達=酒販店さんと日頃交流を持ち、耳を傾けることで、
より消費者目線にたった蔵へと変わって行こうと呼びかけました。

まだまだスタート地点に立ったばかりですが、少しずつ蔵人の気持ちも前向きになって、
酒販店さん達と新たなものづくりも始めています。
「顔の見える酒蔵」として、これからの寒北斗にご期待ください!

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