Roots

blog / project

yuuhi

今週の夜は、委員会、打合せ、ワークショップが連日続いていて
少々疲れ気味でしたが、今日佐世保で見た九十九島の夕陽は絶景でした。
観光圏「海風の国」のごちそうです。

地域づくりのお仕事をしている「特権」ですね。
都会でじっとデスクワークしていた頃を思うと、
日々様々な地域の風景に出会い、時間の変化を感じることが
本当に贅沢だなと思います。

これが佐世保・俵ヶ浦半島の暮らしの風景。
日本も津々浦々、まだまだ素敵な場所があるんだろうな。

この風景で一気に心が洗われます。せかせかしていた自分がリセットされます。
夜のワークショップはもちろん、盛り上がりました。

唐津市の中心市街地活性化事業に携わってからというもの、
比較的まちの中心部の活性化に関する相談、業務委託が多かったが、
ここ数年で中心部から外れた地域でのプロジェクトがはじまっている。
つまりは、少子高齢化がリアルに進んでいるところである。

1つが佐世保市俵ヶ浦半島、1つが福岡市西区北崎地区。
両プロジェクトともに、私の恩師である九州大学の樋口先生の研究室から
お声掛け頂き、ワークショップのファシリテーションやマップ作り、
定住化に向けた調査等の役割を担っている。

俵ヶ浦半島はトレイルコースづくり、北崎地区は地域全体の活性化プランづくりと、
目的は地域によって違っているものの、最初のアプローチは一貫して「昔語り」から
始めている。

「うちのまちにはなんもない」
大概の地域に入ると、まずこの言葉が返って来る。
いくら外の人間が褒めたところで、その疑念は払拭できない。

そこで、地域の人達を集めてこの「昔語り」をするのである。
そうすると、でるわでるわ、ファシリテーションがまとめきれないほどの輝かしく
豊かで温かな思い出、暮らしの風景、食、文化があぶり出される。
そして、「まちを愛してやまない住民の存在」を発見するのである。

これだけ豊富な資源と、地域に誇りを持つ住民が地域の中で共有されると、
ワークショップに参加する住民の顔も自然と笑顔になってくる。
「この地域の良さをもっと知ってもらって住んでほしい」
そう前向きな志向へと変わっていく。
後は具体的なビジョンを掲げて、どこから着手して行くかの道筋さえ決めれば
自ずと進んでいくだろう。

同じまちづくりでも、同じ町の中でも、取り巻く生活環境・経済状況が異なれば、
地域の声を引き出すアプローチも変えて行かないといけない。
実践しながらも、大学との協働プロジェクトでこうして学ばせてもらえるのは有難い。

関わりができた地域には、じっくりゆっくりと住民と語り、
できるだけ長くお付き合いができますように。

佐世保市野崎町でのワークショップ

佐世保市野崎町でのワークショップ

福岡市西区北崎地区でのワークショップ

福岡市西区北崎地区でのワークショップ

前職時代の同業者の先輩にお声がけ頂き、
福岡県内の市町村の地方創生・総合戦略作成の
お仕事をさせていただくことになりました。

今日は初めて現場を訪れ、担当者の方とご挨拶。

福岡県内は九州内でも転入者が転出者を上回っていて、
人口は毎年増加傾向にあります。
対象の街も人口は増加傾向にあります。

この街が面白いなと思ったことは、生まれて死ぬまで一貫して
人づくりを重視した「生涯教育」に力を入れてきたことです。
この「教育」を軸に地方創生を考えて行きたいというのが、
まちの上層部や担当者の想いとしてあります。
とても明快なコンセプト。

一方で、地域のコミュニティの維持・活性化に向けた大きな課題もあります。
校区単位でしっかりと守ってきたコミュニティも、
時代の中で新住民の数が多くなってきていて、
既存のコミュニティの参加者が減り、持続化が将来的に困難になるということ。

まちを守り、育てて行くためには、その旧住民と新住民の接点をいかに
つくっていくかということが重要で、
まちの未来に向けて大切な一歩になるでしょう。

幸いにも、地域で新しいことにチャレンジしてきた方にも少し話を聞く
ことができました。地域を守って行くことも大切ですが、
これからの地域を、30年後という長い時間軸の中でどう
育んで行くかという視点がこの総合戦略の1丁目一番地になるのではと
個人的には感じています。

乗り越えるべき課題は大きいですが、とてもやりがいのあるお仕事です。
いますぐ結果として見えにくい成果に対して、いかに具体的な
イメージを持てる、持ってもらうかが、「よそ者」としての
私達の使命だと感じています。

Exif_JPEG_PICTURE

ここ数年お手伝いさせて頂いている佐世保市の俵ヶ浦半島トレイルプロジェクト。
本日、地元の公民館長さん達と地域を歩き、今年度やることをディスカッション。
地元の方々もやる気になって、いよいよスタートすることになりました!

2013年度に俵ヶ浦町、2014年度に庵浦町、
そして2015年度は野崎町と下船越町を対象にトレイルをつくります。

佐世保には学生時代から継続的に関わらせて頂いてますが、
中でも俵ヶ浦半島はかなりのポテンシャルを持っている地域です。
でも、地元の人達にもあまり知られていない悲しい現実。。。

歴史を辿って行くと、実は佐世保のルーツであることがわかります。
まずは、地元の人達にもっと足下の豊かさを感じてほしい。
その先に、観光や移住という可能性が見えてくるんだと思います。

今日歩いた野崎町は、とにかく景観が素晴らしくて、家族でのーんびりお弁当もって
訪ねたい場所です。地元の人達にとっては当たり前の日常が、訪ねて来る私達にとっては
とてつもなく贅沢な毎日だったりするもんです。

今日は、俵ヶ浦半島の4町の代表の方々もご参加頂き、
トレイルを皮切りに半島の4町が連携して、
30年後の目標に向けて半島全体の活性化を目指そうとする
新たなプロジェクトもスタートすることになりそうです!

毎回俵ヶ浦半島に来ると、
「まだまだ日本には美しく豊かな地域がある」と、
希望を感じさせてくれます。

地域の人達とゆっくり楽しく、
身の丈にあったまちづくりを進めて行きたいと思います。

Exif_JPEG_PICTURE

nozaki02

nozaki03

約半年前から、とあるご縁をいただいて、
福岡県嘉麻市にある寒北斗酒造さんの戦略をつくる
お手伝いをさせていただき、具体的に戦略に沿って事業が展開される
ことが決まりました。
昨日は、県内特約店の若手を交えてプロジェクトのキックオフ会が行われました。

戦略のコンセプトは「30 VISION」
寒北斗は、30年前に「福岡で一番美味いといえる酒をつくろう」と
酒販店や酒蔵、熱烈なファンの想いによって誕生しました。
その「作り手」「売り手」「買い手」が同じ夢を共有してつくられていた
ことが、私にとっては寒北斗の最大の魅力であると感じています。
その誕生当時のストーリーを、これからは次の世代が担い、
若い世代から想いを込め、お酒をつくり、発信していくことで、
寒北斗という揺るぎない「ブランド」ができていく。
次世代を担う彼らが還暦を迎える30年後に、
「福岡で一番美味い」といえる酒をつくろうと想いを込めました。

昨日は、普段交流があるようであまり話をしていなかった
酒蔵のスタッフや特約店の若手がフランクにかつ真剣に
寒北斗の価値やあるべき姿を議論し、未来を感じる場になりました。

今年は誕生30周年の催しも企画されていて、
社会に対して寒北斗の決意表明がなされるでしょう。
私は陰ながらに、戦略を実行に移すためのお手伝いをさせていただきます。

嘉麻市の地域資源、寒北斗の今後にどうぞご期待ください。

kanhokuto01

kanhokuto02

kanhokuto03

Copyrights