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2016.11.04 / local

くんちの心意気をまちづくりへ。

今年も唐津くんちへお邪魔しました。
2008年に唐津のまちづくりに関わり出して、
毎年くんちに来ているのでもう9回目ですね。

幸いなことに毎年知り合いができて招かれることも増え、
曳山を見る時には「あ、あの人はこういう役割なんだ」と見る楽しみも。
唐津に関わらせていただいている何よりの贅沢ですね。

唐津はくんちを中心に街が回ると、良くも悪くも言われていますが、
毎年変わらずに続けている住民たちのおもてなしや曳山に対する並々ならぬ
思いを見るにつけ、それは唯一無二の唐津のルーツなんだと私自身は
この街を惚れ直すきっかけになっています。

特に今年は、塗り替えられて初お披露目の江川町の七宝丸が宵山で故障しましたが、
夜を徹して曳き子達が修理を行い、2日目の途中から見事に復活を果たしたという
エピソードには、胸がいっぱいになりました。
代が変わっても、変わりなく受け継がれている美しき唐津文化。

くんち直前にはユネスコの世界無形遺産への登録勧告がなされたことで、
今後は外国人観光客も訪れるでしょう。
そう、世界へと唐津をPRできるチャンスは目の前まで来ています。

私が委員長を務めている曳山通りの景観まちづくり委員会での議論も終盤を迎え、
景観のルールが「曳山が映える街」への起爆剤になることを願っています。
くんちの心意気・暮らしぶりが映える街ができれば、それは唯一無二の唐津になる。

kunchi2016

kunchi2016-2
(写真は2014年に撮影したもの)

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