週末の日曜日、唐津で「唐津たてもの活用術」を開催しました。
予想以上に多くの方々にご来場頂き、古い建物の保存・活用、まちづくり
に関心があることがわかりました。嬉しいですね。
セミナーの主役は実際に建物を活用している実践者。
先代から引き継いで活用したり、お父さんから頼まれて残す使命があったり、
はたまた福岡から移住して農家民家を買ってリノベーションしたり・・・
保存・活用の形は三者三様でしたが、唐津の景色・建物を守るための
生々しくもヒントを得られる貴重な場でした。
特に草伝社の原さんがおっしゃっていた、
建物を改修も出来ないし、壊すことも出来ないというリアルな現実は
考えていくべき大きな課題であり、その中で掃除したり、「治したり」という
できることから続けて行くための仕組みであったり、まちづくりを
どう進めて行くのかをまち単位で本気で議論して行くべきだと痛感しました。
古い建物の保存・活用は、少子高齢化が加速する中で、
地方都市が抱える大きな問題となっています。
その問題の性質な微妙に地域単位で違っているので、
やっぱり地域が主体となって進めて行くほかありません。
この日はデザイン監修させてもらった「唐津建築遺産マップ」と
ホームページ(→こちら)もお披露目となりました。
少しでも保存・活用への関心を持ってもらって、できることから少しずつ、
1つずつ積み上げて行くことから唐津の歴史まちづくりを続けていきたいものです。