今年度から唐津市の観光戦略をつくるお手伝いをしている。
「唐津は豊富な資源がたくさんある。」
そう言われて久しいが、その魅力がいまいち伝わっていない。
つまりは、なんでもあることを謳っても、消費者には伝わらないのだ。
私も暇があれば旅に出る。常に旅をしたいと思っている。
では、自分がどういう基準で旅先を選んでいるのか?を
考えてみると、惹かれるまちには明確なイメージやコンテンツがある。
そして、食いしん坊なので、ご飯が美味しいことは当然である。
では、唐津はどうか。
食に歴史、文化、自然、唐津焼があるじゃないか。
しかも、それぞれが本物であり、一流である。
選ばれるための「わかりやすさ」が足りなかったんだろう。
戦略のポイントは、ターゲットをイメージして、
明快なイメージを打ち出すストーリー性と
その物語に沿って膨大なコンテンツを「編集」することだと
個人的には思っている。
観光は地域の総合産業である。
だからこそ、多くの人たちの声に耳を傾け、
まちへの誇りを醸成して、「お客さんに選ばれる」ための
戦略と戦術をつくっていかないといけない。
大変な作業だけど、唐津の未来を描く大切な仕事だ。

虹ノ松原

唐津焼

旧唐津銀行

唐津の豊かな食文化

見返りの滝

蕨野の棚田