
唐津の海辺に佇む二タ子三丁目倉庫

豊かな唐津の海
唐津の海辺に佇む空き倉庫を見つけたのはかれこれ5年前。
それから、倉庫が唐津市に無償譲渡され、
地元有志が集まった「唐津みなとまちづくり懇話会」によって
活用の検討が行われた。最終的には、そこを使うであろう地元の若い
飲食店オーナーやアーティスト、デザイナー、プランナー等で構成された
「GATSU FACTORY」に再建の道を託された。
具体的にどういう活用が望ましいのか。地元で全くと言っていいほど
認知されていないこの倉庫が、唐津にとってどんな意味を持つのか。
眼前には海が広がって、波音が静かに聞こえる。
豊かな場所であることは間違いない。
まずはこの場所に来てもらって、知ってもらうことが必要だ。
そこで、3年間の期間をもらい、どんな活用が望ましいのかを検証する
社会実験と称したイベントを開催することにした。

第1回(フリーマーケット)

第2回(プチクラフト展)

第2回(スケボー大会)

第3回(クラフトマーケット)

第4回(一夜限りのみなとBAR)

第4回(一夜限りのみなとBAR)
毎回毎回違うことにトライし続けた3年間。
集客という実績は得ながらもどこかしっくりこなかった3回目。
具体的に「こんな空間にしたい」というイメージがはっきりしたのが4回目。
10月中旬に開催した4回目のみなとBARは、ガツファクトリーのメンバーが
ひとつになってつくりあげたと実感できた。
手間ひまかけた分、来場者からお褒めの言葉をたくさんいただいて、
非常に達成感のあるイベントとなった。
この4回目で、ひとまず3年間の社会実験は終了。
延べ4000人程度の人には来てもらい、唐津に海があることを知ってもらえた。
「こんな場所が欲しい」と、みんなが一生懸命になって、
なんでもかんでも言い合える仲間ができたことが何より嬉しかった。
社会実験の成果を踏まえて、みんなの想いがこもった
活用提案書をつくります。

GATSU FACTORYの有志達