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Roots

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2021.05.13 / thinking

キャンプから見える、地域の住まい方の可能性。

最近めっきりキャンプの虜になってます。

きっかけは、宮崎県高原町の御池キャンプ場を
核とした観光振興のお手伝いをした数年前から。

コロナになって、密を避けられる場所・楽しみ方として、
キャンプが最近人気を集めています。

キャンプの魅力といえば、なんといってもその土地の
自然や景観と一体になれることです。

里山のそよめきや鳥のさえずり、川のせせらぎ・・・
日頃の電子音からは距離を置いて自然の恵を体いっぱいに
感じることができる。

山の中、川のそば、海の近くと、その土地ならではの
自然を感じ、その土地ならではの楽しみ方ができる。

2地域居住がしたいという思いは数年前から。
現在居住している福岡からの距離感や自然環境、景観、
そして住まうための建物、実現するためのコスト、
生活を楽しむための地域コミュニティ・・・

考えれば考えるほどにこれ!と言える
贅沢な条件というものはないもので、
何よりもネックになっていたのが理想なライフスタイルを
手に入れるための建物をどうやって見つけるか、手を加えるか。

自分たちが理想とするデザインや景観の建物があるのか。
築年数の経過した建物だとリノベーションに費用がかかるし、
新築建てても同じ話。自分達が年を重ねていったときに、
今と同等の居住エリアが必要なのか・・・
といった建物の問題が常に付き纏って来るなぁと悩んでいました。

でも、キャンプはどうだろう。
仮設の住処だし、それなりのテントを買ってもコストはかからない。
テントを畳んでしまえば、元の自然の状態に戻ってくれる。

そう考えると、眺めの良い景観を楽しめる土地さえあれば、
好きな時にテントを持って楽しめることができる。
私たちが理想とする2地域居住が手に入るのではないか。

近くに温泉と美味しい地元食材が手に入る産直施設があれば、
もう言うことなし。水とお手洗い機能さえ整えることができれば、
あとはなんとかなる。

もし地域の人達が管理が行き届かない耕作放棄地や
空き地があれば、地域の課題解決にもつながる。

もしずっとテント泊だと疲れるなーと思ったら、
少しずつお金を貯めてそんなにコストをかけずとも
ウッドデッキと最低限の機能を満たす小さな小屋を作れば、
快適な2地域居住が実現できるし、
増築・減築することで時代にあった暮らし方ができる。

これまでに行ったことのあるキャンプ場の写真を改めて
見てみると、それぞれの地域で素敵な景観や自然環境、
特徴があります。

こないだ行った高知県のキャンプフィールドは、
川のポテンシャルという意味では個人的にはナンバーワン。
景観で言えば、御池のキャンプ場や唐津の友人陶芸家の工房は
良かったし、すぐ近くで泳いだり遊べたりする自然環境で言うと
白浜キャンプ場やおち仁淀川は良かったなぁ。
アクセスで言えば五ケ山、池の山キャンプ場、
食材や温泉を含めた周辺環境でいうと中瀬草原、御池キャンプ場、
唐津のキャンプ場は良いですね。

キャンプ場に生活するわけではないけど、いろんなキャンプ場で
実際に利用体験することで、どういう環境や景観が望ましいか、
どういう設備や体験があったらより快適か、という視点で
まちづくり的な学び、自らの2地域居住先に求める条件のヒントになる。

九州各地にはその土地にしかない景観や自然環境、食、文化がまだまだ
残っている。その固有の価値を、こうしたキャンプや滞在によるリアルな
体験を通して発信する、磨いていく、守っていくことができて、
なおかつ自らの2地域居住の実現にも繋げて行きたいと強く願っています。

どなたか良い地域・土地がありましたら情報ください!

(佐藤 直之)

白浜キャンプ場(長崎県佐世保市)photo:Koichiro Fujimoto

中瀬草原キャンプ場(長崎県平戸市)

いろは島キャンプ場(佐賀県唐津市)

友人陶芸家の工房(佐賀県唐津市)

モンベル五ケ山ベースキャンプ(福岡県那珂川市)

池の山キャンプ場(福岡県八女市)

御池キャンプ場(宮崎県高原町)

スノーピークおち仁淀川キャンプフィールド(高知県越智町)

スノーピーク土佐清水キャンプフィールド(高知県土佐清水市)

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