4月6日から15日まで、Rootsのフィールドワークの一環として、
ベルギーとオランダの街の視察へ行ってきました。
記憶の冷めないうちに、来訪した街のことを綴っておきたいと思います。
まずはベルギー滞在の拠点都市・ブリュッセルから。
ブリュッセルはベネルクス3国(ベルギー・オランダ・ルクセンブルグ)の
中心都市であり、EU本部がある政治都市、世界遺産のグランパレスがある
観光都市でもあります。
市内の主要施設や他都市への移動を考えて、ベルギー滞在の拠点は
ブリュッセル中央駅付近に。

ブリュッセル中央駅
ブリュッセルの街はとてもコンパクトで、メトロやトラムが発達しているから
旅人にはとても優しい街です。
まずは世界遺産のグランパレスから。

世界遺産・グランパレス
街の中心であるこの広場には連日ひっきりなしに観光客が訪れており、
広場の周囲を取り囲む壮大な歴史遺産の光景はまさに圧巻。
グランパレスの広場や広がる路地にはたくさんのレストランやショップが
立ち並んでいて、散策するにはとても良い場所でした。
特にチョコレートショップやベルギービールのお店は、
「ここならでは」という魅力があって、ファサードも特徴的。
ついつい覗いて買いすぎてしまいました。

グランパレス付近のチョコレートショップ
グランパレスの近くには最も古いアーケードと言われる
「ギャルリー・サン・チュペール」があります。

GALERIES-ROYALES-StHUBERT
このアーケードはとても美しく、ブリュッセル滞在中に何度も訪れましたが、
時間帯によって異なる表情を演出してくれます。
イタリアミラノのアーケードも綺麗でしたが、このブリュッセルのアーケードは
規模的にもコンパクトでした。
滞在中には建物で有名な楽器博物館やマグリット美術館(不幸にも休館日)、EU本部に
行きましたが、行く先々に広場や公園がありました。
楽器博物館・マグリット美術館近くの広場には緑の絨毯が広がっていて、
多くの住民が憩いの時間を過ごしていました。
また、ブリュッセル公園は家族連れやランニングしている人が多く、
地元に愛されている公園という印象でした。

ブリュッセル公園
そして、EU本部と近くにあるサンカントネール公園。
公園としてはここが一番気持ちよかったですねー。
読書したり、ご飯食べたり、昼寝したり、
1日ぼーっと過ごしたい場所でした。

EU本部

サンカントネール公園
仕事柄、こうした公園や広場は旅先でよく訪れますが、
ブリュッセルの公園の特徴として、ベンチのデザインがとてもユニーク。
こうしたところに知恵とデザインを注力しているのを見ると、
ベルギー人が何を大切に暮らしているのかがわかりますね。

アルミのモダンデザイン

寝る椅子
地下鉄(メトロ)の駅のサインデザインも面白かった。

イラストをメインにした駅のサイン
なぜベルギーを滞在先に選んだのか。
それは、ベルギーが「美食の国」として有名であることが大きな動機となりました。
ベルギービールの種類はとても多く、そして美味しい!
今回のベルギー旅でアルコール度数が高いビールが美味しいことを発見。
訪ねたお店で美味しかったレストランを紹介します。
Scheltema。
ブリュッセルのアーケード・ギャルリー・サン・チュペールから少し歩いた
ところにあるレストラン。高級食材と言われる白アスパラガスは美味でした。

Sxheltema
そして、中心部から少し離れたサブロン広場に面するレストランの
Au Vieux Saint Martin。ここはガイドブックをアテにせずに、
外観と店内の雰囲気(地元客で賑わっている)を見て直感で入った
レストラン。それが大当たり!

Au Vieux Saint Martin
偶然にも隣に座っていた方が、旅行で来ていた東京在住のオランダ人で、
日本語がペラペラ。ベルギーの食文化をあまり調べていなかった私たちに
丁寧に教えてくれて、オススメしてくれたベルギーグラタンのチコリと
小エビのサラダは絶品でした!!!
そして、その方に教えて貰ったチェリービールの生が飲めるという
バー・A la Mort Subiteへ。

A la Mort Subite
建物が当時のままの姿で残され、雰囲気あるお店にはひっきりなしに
地元客がやってきて、子連れの姿もたくさん。
地元に愛されているお店なんですね。
ビールはもちろん最高に美味でした!!!
こうした現地での出会い、発見こそが、旅の醍醐味。