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2017.04.17 / trip

ベルギー・オランダツアー③ -ブルージュ編-

フランドル地方の水の都、「北のベネチア」と言われるブルージュ。
行ってみたかった街の1つです。

ベルギー・オランダでよく乗車したICに揺られ、
ブリュッセル中央駅から約1時間のところにあります。
自転車を電車に乗降する人をよく見かけました。
日本でもこの交通システムをいち早く導入すべきだと思うんですが・・・

自転車と電車がリンクしている交通体系

この日は日曜日ということもあって、電車の中は観光客で満席。
駅に着くとその2倍、3倍という人でごった返していました。

憧れの街に心弾ませて、いざ街歩きをスタート。
駅から中心部に向かう道には歴史的な建物が軒を連ね、
玄関口を演出しています。

駅から中心部に向かって連なる歴史的景観

ただ、ブルージュといえば何と言っても「水の都」。
現地のインフォメーションセンターで手に入れたCITY MAPを見ながら、
オススメのビューポイントや橋を辿りながら、運河沿いを練り歩きます。
朝一番とあって、駅近くの水辺プロムナードには綺麗な光が差し込んでいました。

美しい水辺プロムナード

ビューポイントとなる運河沿いの橋に到着。

観光施設として有名なベギン会修道院の方に向かって運河を歩いていると、
運河クルージングに遭遇。

運河とクルージングの風景

ほんと絵画の世界です。美しい、その一言。
ベネチアとはまた異なる表情でした。
ベネチアは漁業者がいたり、洗濯物を干していたりと
生活臭を感じた街でしたが、ブルージュは生活感があまりなく、
ゆったりと落ち着いた美しい景観が完璧に保たれている。そんな印象でした。

路地に入ると、ショップやお土産屋さんがあるのはベネチアとも変わりませんでしたが、
どこか綺麗すぎるというか、暮らしを感じませんでした。
(住んでいる人がいるのかと思うくらい)
生活感はなくとも、この景観の美しさこそが観光動機になっているんでしょうね。

中心部に進んでいくと、少し表情も変わってきます。
運河沿いでは蚤の市が行われており、時代物のアンティークがずらりと並んでいました。

蚤の市

ブルージュの中心であるマルクト広場に到着。
ベルギーで特徴的なギザギザ階段屋根・色とりどりのギルト建築が
広場を色鮮やかに彩ってくれます。

ギルト建築で彩られたマルクト広場

ブリュッセルもアントワープもブルージュもそうですが、
街の全体像をつかむためにはやはり歩くに限ります。
この日も駅からマルクト広場まで、寄り道しながらしっかり歩きました。
旅先ではご当地の飲食を存分に楽しみたいから、歩くことで健康維持にも繋がりますね。

この日は残念ながら魚市場が閉店しましたが、色々な口コミサイトで
評判が高かったシーフードレストラン・den Gouden Karpelへ。
ここで食べた海鮮トマトのニョッキとベルギービールは絶品でした。

水の都のランチはもちろんシーフード。

遅めのランチを食べた後は、運河クルージング。
どの乗船所も観光客でごった返していたので、待つことを覚悟して並びましたが、
意外にも早く乗船できました。
水面から見る運河の街もまた表情が変わって素敵です。

運河クルージング

運河をめぐり、クルージングを楽しむ。
ブルージュならではの体験ができて満足の1日となりました。
駅に向かう途中に立ち寄った美しい水辺は、居心地が良くて、
地元住民や観光客がのんびりくつろいでいるのが印象的でした。
こんな水辺が近くにあるなんて羨ましいです。

暮らしのそばにある水辺

さぁて、これからブリュッセルに戻ってディナーは何にしようかと
思い巡らせながら帰途につくはずが・・・
不幸にも電車の事故に遭遇し、満員列車で3時間近くも監禁され、
ホテルに戻ったのがもう深夜だったことも今となっては良い思い出(笑)。
(ベルギーでは電車事故は日常茶飯事で、みんな怒らずマイペースでした)

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