先日、大学の恩師にお招き頂き、
母校九州大学の授業「土木と社会セミナー(対象は学部2年生)」で
1コマ講義をさせていただきました。
毎回社会で活躍する土木出身のゲストを招いての授業のようで、
そうそうたる顔ぶれの講師の中で呼んで頂いたのは本当に嬉しかった。
タイトルは「地域活性化の現場と事業プロデュース」。
最初の60分は話、残りの30分は質問タイムということでしたので、
これまで8年関わっている唐津のまちづくりを中心に話をさせていただきました。
(結局は70分以上話してしまいましたが・・・)
私の仕事は全く土木チックではないので果たしてわかってもらえるだろうかと
やる前は少々不安を感じていましたが、意外にも寝ている学生は少なくて、
みんな「ふむふむ」と聞いてくれました。
私が学部2年の頃はこんな真面目ではなかったのに、みんなきちんと「意志」を
持って大学を選び、授業に取組んでいる。感心しました。
質問タイムでは、いろんなご質問を頂きました。
みんな学生なりに日本や地域のあり方に問題意識を持っている。
「僕はこう思うんですけどどう思いますか?」なんて結構鋭い質問もあったり、
最後には、私が在学時代に授業を受けていた名誉教授の方からとーっても鋭い
質問をいただき、自分の仕事を振り返りながら終始楽しい時間を過ごすことができました。
たまたま授業の数日前に、千葉県の学生さんから
「地域活性化の仕事を将来したいので、色々と教えて下さい」とメールを頂き、
この授業のことを紹介したらなんと千葉県から聴講に来てくれました。
その学生さんとは授業の後に色々と話をしましたが、とってもピュアな想いを
持っていて、感心させられました。
聴講した学生さんからの感想文を読むと、
「地域活性化の仕事をしたい」と書いてくれている子が多くて驚きました。
同志がいるっていいですね。
なんかこちらが勇気づけられた日でした。
いつか地方の現場で再会できたら。
楽しみにしています。