「未来の年表ー人口減少日本でこれから起きることー」を読了。
日本は待ったなしで人口減少が進み、高齢化が進んでいる。
それは免れない事実であり、確実に訪れる将来なんだと痛感させられる。
減少が減るんだから右肩上がりの経済成長はもはや期待できず、
大きなハコモノや商業施設はこの先必要なんだろうか。
3戸に1戸が空き家になる将来、既存のインフラをもっともっと
ソフト的に生かして、シェアしていく時代がきっとやってくる。
1つの自治体単位で物事を考えるのではなく、複数の自治体が広域的に
連携して、ネットワークの中で集客や経済、暮らしを考えていったほうが
もっとエコで楽しくなるんじゃないか。
若者若者というだけではなく、超高齢化社会が来るのだから、
その社会に向き合うサービスやまちづくりを本気で考え実践することが必要だ。
人口減少や超高齢化社会を悲観的に考えるのではなく、
その先進国としてもっと知恵を絞り、価値を高めていくような国に
なってほしいし、そんなまちづくりをしていきたいと切に思う。
そんな想いを顕在化させてくれた1冊でした。
(佐藤 直之)