昨日は唐津市の景観まちづくり専門家委員会へ。
1年ぶりの開催。
城内地区・曳山通りの景観ガイドライン策定委員会の
委員長を拝命してから、かれこれ5年近く唐津市の景観まちづくりに
関わらせていただいています。
今回の景観まちづくり専門家委員会は、唐津市が実施する公共事業に
対して、それぞれの専門家の立場で景観的な助言をするというのが目的。
土木の景観を専門とする九大の高尾先生、建築を専門とする佐賀大学の後藤先生、
地元で歴史まちづくりの推進を図る「まちはミュージアムの会」の河内野代表、
そして私。
私はどちらかというとまちづくりの畑ではありますが、地域のブランディングや
プロモーションを担うこともあって、主にグラフィックやサイン回りのアドバイスを
期待されています。
昨日は、昨年度助言をした整備事例と今年度整備予定の現場を専門家・市役所職員で
見てまわり、現場であーだこーだと協議しました。
高尾先生は、長崎市で景観専門監をされているので、現場でのハンドリングや
助言がとても的確でわかりやすく勉強になりました。
コストや工期が限られており、事業の性質上も景観ありきではないものもあったりで、
最大限の理想を実現できるわけではありませんが、唐津市の持っている景観的な
ポテンシャルを生かし、景観ガイドラインに沿ったぶれない事業推進、
景観的な面的広がりを視野に、少しでも景観的に工夫・改善が図れることを目指します。
アウトプットは少しわかりづらく地道ですが、そうした小さな積み重ねがジャブのように
効いてくるんだと思います。
公共事業に寄り添いつつ、とても大切なステップです。