Roots

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2022.03.25 / thinking

地方の自然や景観を守るためにできること。

年度末も終盤戦。

今年度事業の報告書づくりや来年度に向けた準備やリサーチで
慌ただしい毎日を過ごしています。

さて、最近新聞を読んでいると、アウトドアブームがさらに加速化
していることを実感します。

私が住んでいる福岡市だけ見ても、
海の中道には「泊まれる公園」、かしいかえんの跡地には
気軽に楽しめる「アウトドア複合施設」がオープンするとのこと。

コロナになって、ライフスタイルや旅の形態が様変わりしましたが、
収束した後も完全には元のように戻らないんでしょうか。

地方にとってみれば、密を避けた自然豊かな環境が注目される、
日本の美しい景観が見直されるきっかけになると考えれば、
コロナが巻き起こした全てが悪いことではないのかもしれません。

手ぶらで気軽に楽しみたい人、アウトドアやキャンプを始めたい人、
不便を楽しみ本格的な自然体験をしたい人、自然と一体化して一人だけの
時間を作りたい人。

アウトドアと言っても、いろんなユーザーが想定されます。
だから、どこも同じような施設やアクティビィティを作るのではなく、
きちんと立ち位置を見極めて、地方の自然や景観を味わえる創意工夫が
必要になってくるのだと思います。

地方のルーツである地方の文化や自然、景観を守り生かしていくことを
モットーにしている弊社としても、公私混同しながら、
ユーザーとして、地域の伴走者として、アウトドアを通じた地方の可能性を
開拓していきます。

(佐藤 直之)

先日訪れた五箇山クロスベースの展望スペース

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