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2022.01.21 / local

寺泊という新たな観光のカタチ。

オミクロンの勢いが止まりませんね。
全国各地で蔓延防止が発令することになり、
またもや日常生活・経済活動に支障が出て来そうな予感・・・

果ていつになったらコロナとの闘いは終わるんでしょうか?
かれこれ2年、この闘いがこれ以上長引くようであれば、
地域の文化や観光、生業は消えていってしまいます。
いち早く希望の光を見出してほしい、切に願います。

今週頭、蔓延防止が発令される前に滑り込みで寺泊の
調査に行って来ました。

私も仕事として関わるまでは「お寺に泊まる」という
これまで歴史の中で育まれてきた宿坊の存在を知りませんでしたが、
全国各地に様々な魅力的な寺泊が生まれています。

その寺泊をリアルに感じ、現場の声を伺おうと、
寺泊調査弾丸ツアーを決行。

対象に選んだのは、全国で最も多くの宿坊が集積する
弘法大師の聖地・高野山の清浄心院さん。
そして、京都の綾部市で、1日1組限定の独自の
取り組みをされている正暦寺さん。
急なお願いにも関わらず、快く受け入れていただきました。

高野山も綾部市も一面銀世界。
極寒の中で、護摩行や朝のお勤め、鐘付きのお寺体験を
身を持って体感し、冬のひんやりとした空気、お寺という
心身ともに身の引き締まる中でお寺に泊まるという
貴重な体験をさせていただきました。

また、宿坊のスタッフさんや住職さんに個別にお時間をいただき、
寺泊の取り組みや考え方、今後の展望についてあれこれと貴重な
ご意見を賜ることができて、非常に有意義な時間となりました。

日本の文化を体験する、自分の中に新たな考え方をインストールする、
地方観光の新たなカタチとして寺泊はとても可能性を感じます。

(佐藤 直之)

高野山・金剛峯寺 正門

高野山・金剛峯寺 お庭

高野山・壇上伽藍 大塔

高野山 奥之院

宿坊 清浄心院の入り口

宿坊・清浄心院 精進料理

清浄心院 夜のライトアップ

正暦寺 雪景色

宿坊 正暦寺 お部屋からの眺め

正暦寺住職特製の軍鶏フルコース

冬の京都もおつで素敵。

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