先週末は上天草市の釣り×観光プロジェクトの視察で、
北九州市へ。
釣りをフックに、遊漁船や宿泊、飲食に関するサービスを
ワンストップで提供する「北九州釣りいこか倶楽部」さんは
上天草市の取り組みの参考にしていて、実際にその魅力を
体感すべく関係者と一緒に行って参りました。
私都会で育ったこともありろくに釣りをした経験がないまま
九州にやってきて、キャンプや登山をはじめとする自然体験は
生活の楽しみとして謳歌しているものの、釣りってなんとなく
ハードルが高い、道具揃えないといけない、コアなファンの趣味と
どこか敬遠しているところがありました・・・
本格的な初の釣り体験が遊漁船。
早朝6時出港→15時帰港というハードなスケジュールを前に、
船に酔わないか、釣れるのか、無事に帰って来れるのだろうかという
不安がつきまとい、懇親会も早々に切り上げて早めに就寝。
念のために酔い止めを飲んでいたのが大正解でした。
さすがの玄界灘、遊漁船の船長は「今日は凪な方やわ」と言ってたけど、
出港するや否やグワングワンと波打ち、目的地までの乗船はまさに修行・・・
私は酔い止め薬のおかげで終日全く船酔いはありませんでしたが、
乗船客の数人はすっかりダウンしている人もいて。。。
目的地に着くとガイドさんが初心者の私に丁寧にレクチャーをしてくれて、
ドキドキするなか最初の一投。今回はタイラバでの釣りを体験しましたが、
底に落として、引き上げて、また落としてというルーティンを黙々と。
竿にビビッときたような気がしてあげると全く魚は釣れておらず、
そんなことを繰り返しているうちにやっと引っかかった!とあげると
フグそしてエソ・・・釣って食べるものではないらしくそのままリリース。
場所を変えてまたリスタート。
買ってきたおにぎり買ったり、飲み物飲んだり、各自休憩をとりながら、
でも基本的には黙々と釣りをする御一行様。
気がつけばあっという間に時間がたっているし、同じルーティンの作業に
無心で没頭している自分がいます。
そしてついに釣れました!レンコダイ。
その後にワンサイズ小さめのレンコダイが釣れて、
この日最大の大物であったイトヨリは直前で逃してしまい(涙)、
私の初の釣果は2匹でした。
この日は珍しく釣果があがらなかった日のようで、
船長さん色々と場所を変えてトライしてくれましたが、タイムアップ。
帰港したのは予定時間より1時間遅れての16時。
その後、釣ったお魚の半分を港の目の前の飲食店に預けて、
近所の温泉でしばしの休息。
ヘトヘトに疲れた私たちを迎えてくれたのは、見事な絶品料理でした。
釣った魚を見てその場でメニューを考え、わずか1時間半で料理として
提供してくれる。なんとも素敵なサービスだ。感動しました。
初の遊漁船体験は相当にハードでしたが、とっても充実した経験となりました。
そして宿泊→釣り→温泉→食事という、北九州釣りいこか倶楽部さんがコーディネート
するサービスを実際に体験して、その魅力を肌で感じることができました。
上天草市でも、9月・10月に釣り×観光の魅力を実際に体験してもらう
モニターツアーを開催していきます。
「永遠に幸せになりたかったら、釣りを覚えなさい」
中国の諺の意味が少しだけわかったような気がします。
(佐藤 直之)