昨日今日と京都府綾部市の正暦寺へ。
私自身は2回目の訪問。
今回は対馬市の寺泊実現に向けて、
対馬市のお寺の住職さんとやってきました。
いやー、改めて百聞は一見にしかず。
1年前に来た時から、サービスやおもてなし、
宿の設え、食事とバージョンアップしてました。
玉川住職のお話はいつもストンと落ちてくる。
私自身幼少の頃からお寺に行ったり、特定の宗派が
あるわけではなかったので、言わば仏教とは無縁の人生を
送ってきました。
こうして寺泊の仕事に関わらせていただき、
そして人生の分岐点であるミドルエイジに差し掛かる中で、
仏教の中で伝えられてきた倫理や禅の教えが現代人にとって
とても大切なのではと気付かされます。
最近はメディテーションブームもあって、
欧米からたくさんの方がわざわざやってくるそうです。
旅慣れている欧米の方は、その土地に根付く暮らしや文化を
学びたいという知的好奇心が強くて、
日本人よりも日本文化のことを理解しようとしているのかもしれない。
でも、本当は日本人にとって継承すべき大切なのに。
決して仏教の教えを押し付けるのでなく、現代の人たち、
これから日本で生きて行く人達に対して必要な仏教を通した倫理や
生き方を伝えたいという玉川住職の考えにはとても共感します。
住職のお話や仏教体験、命の大切さを感じる食事、お寺の中で
過ごすという、あらゆる五感を通して精神統一、自分脱皮ができるのが
寺泊の魅力なんだと思います。
そういう日本ならではの旅のあり方がもっと広がっていけば良いし、
対馬の新たな旅の目的に定着すれば尚よしです。
充実したインプットツアーでした!
4月には家族で鳥取の寺泊に泊まりに行く予定です。
(佐藤 直之)