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2020.02.16 / thinking

映画を見て考えさせられたコミュニティのあり方。

外国作品として初めてアカデミー賞作品賞を受賞した
韓国映画の「パラサイト」を観に行った。
とてもいい映画だった。

近年観た映画で印象に残っている映画に
「万引き家族」「わたしはダニエルブレイク」があるが、
「パラサイト」も含めると、全て家族やコミュニティを描く作品であり、
貧困をテーマにしている。

「パラサイト」は実の家族を描いているが、他の2作品は実の家族ではない。
偶然に出会う中で、1つ屋根の下で一緒に暮らし始め、お金がない中でも
笑い合い、希望を持って支え合い、心を通わせる“家族のような関係”を描いている。
家族の関係=コミュニティってなんなのか、考えさせられた。

この3つの映画を通して私なりに感じたことは、
人間としての尊厳を持ち、助け合い、生きていくことの大切さ。
(全ての映画に当てはまらないかもしれないけど)
ITが発達し、コミュニケーションがなくても生きていける便利な時代だからこそ、
失われていく大切なものを映画を通して伝えたかったのではないか。

それはきっと家族だけに限らず、もう少し広く捉えると、
同じ地域で生きていく近所=コミュニティにもあてはまる。

改めて、自分たちが関わっている九州の地方に目を向けてみる。
色々な地域、色々なプロジェクトに関わる中で、
“尊厳を持って、助け合っているコミュニティ”に何度も出会えた。

日本の地方には大切なコミュニティがまだ残っている。
その日本の宝を残していくために、私たちはどんな姿勢で
地域コミュニティを応援していったら良いのか、
映画から大切なことを学びました。

(佐藤 直之)

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