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2021.07.12 / project

東京ローカルの暮らしをより豊かに。

先週末は久しぶりの東京へ。

これまで東京に行くとしたら、国の補助金事業関連の
審査会や発表会、シンポジウム、視察関連がほとんど
でしたが、今回はとある地域のまちづくり計画策定の
支援という初の実務。

舞台は、新宿から延びる京王線の初台、幡ヶ谷、笹塚の
3つの駅にまたがるエリア(通称:ササハタハツ)。

新宿大都心からほど近い利便性の高いエリアにも関わらず、
昔ながらの商店街やボウリング場、商店、街並みが息づいていて、
暮らしの匂いを感じられる一帯です。

そうは言いつつ、3つのエリアは都市高速道路や幹線道路等で
分断されていて、エリア全体の繋がり・回遊性があるとは
言い難い。そこで着目するのが、玉川上水旧水路緑道。

昔玉川から水を引くために整備された水路は現在ほとんど
暗渠になっていますが、開渠されている部分も一部残っていたり、
暗渠されたところは緑道として散策コースになっていたり、
エリア全体を繋ぐ起爆剤になると可能性を感じました。

初台駅には新国立劇場やオペラシティの日本を代表する
文化施設があるし、幡ヶ谷駅周辺には昔ながらの雰囲気を生かしつつ
センス良くリノベされた個性的なお店がどんどんできているみたいで、
やり方次第ではとても魅力的に生まれ変わるエリアです。

普段、九州のどローカルを対象にまちづくりの支援をしていますが、
東京も暮らしが息づくローカルがあるもんですね。
引き続きまちづくり計画策定を伴走していきます!

現場視察の帰りに立ち寄った21 21 DESIGN SIGHTの企画展が
とても興味深い内容で良かったです。

さぁて、今週も九州から頑張ります!

(佐藤 直之)

地域に残る商店街の風景

エリアを繋ぐ起爆剤、玉川上水旧水路緑道

新国立劇場

エリア内に増殖するリノベーション物件

行列ができるカフェ

帰りに寄った21 21 DESIGN SIGHTの企画展

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