進行中の仕事がいくつかあるが、
まだ表舞台にあがっていない水面下のプロジェクトが沢山ある。
その街について、自身がずっと温めて続けているもの。
憧れだった方との夢のプロジェクト。
ご縁を頂いた街のリニューアルのお仕事。
どれもまだ予算はなく、数人のキーパーソンの方と
事業の戦略を練っている段階だ。
事業の目的や本質を考える。企画書をつくってみる。議論をする。
また考える。企画書を練り直す。人に問いかけてみる。
発見があった。少し前進。
そんなサイクルがここ数年続いている。
まだまだ実になるのは先かもしれない。
体はひとつしかないから早くと焦る気持ちと、
これからの実現に期待が膨らむワクワク感が入り交じる。
HIGH LINEの本を読んで、ロバートとジョシュアに感化された。
芽が出るまでのこの時間が大切なんだと。
焦らずにじっくりと。
ゆっくりゆっくり温めよう。
信じていればきっと、実になって出てくるはずだ。

2011.10 イタリア/マナローラ