Roots

blog

2016.01.14 / project

磨けば宝になるまちのアイコン。

ヘリテージチラシ最新入稿用メール用

唐津は歴史ある街というイメージがありますが、
後継者問題だったり使う手だてがなかったりで空家になり、
毎年じわりじわりと歴史ある建物が壊されているんです。

これからの時代、少子高齢化がますます進展する中で、
果たして大きなマンションが地方に必要なのだろうか。
唐津には「古い建物」という、磨けば宝になる既存ストックが
たくさんあり、その資源を活かしたリノベーションまちづくりが
進めば、もっと魅力的なまちになる。
その感性・価値観に共感する若い人達だって増えて来る。

唐津市の中心市街地活性化に関わるようになってから、
そうした問題意識がはっきりと自分の中で芽生えてきて、
地道にですが、築80年の建物のリノベーションや
まちあるき、イベントなどをお手伝いしてきました。

そうこうする中で、地元の建築デザイナーや建物の所有者、
まちづくり関係者と、唐津建築遺産の保存・活用について
想いが共有できるようになり、昨年歴史まちづくりに取組む
NPO法人も設立。

今年度は、唐津歴史遺産活性化プロジェクトを立ち上げ、
唐津の中で活用されている建築遺産の事例の情報発信や
セミナーを開催します。
その第1弾が、2月7日の「唐津たてもの活用術」。

建物に愛着を持って活用を続ける店主達。
その「生きた言葉」に耳を傾け、活用のヒントを探る。
1人でも多く背中を押されて、活用に踏み出すきっかけになれば。

予算的に時間的にも一気に解決はできないけど、
1つでも多くの建物が息を吹き返し、
唐津のアイコンとなりますよう支援して参ります。

Copyrights