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2022.08.24 / local

3年ぶりの祭り開催!

昨日は、観光まちづくりプロジェクトに取り組んでいる
佐世保市江迎地域の一大祭り「千灯籠祭り」へ。

コロナの影響があって、3年ぶりの開催。
夕方から所用があって、昼間に開催された水かけ地蔵まつりを見物。

改めて、やっぱり日本のお祭りって素晴らしい!
デジタルとかオンラインとかバーチャルとか、
コロナになって“人と交わらない”生活様式が正しい風潮に
なってきているけど、お祭りを見ると果たしてそうなのか?と疑問を抱く。

地元のお祭りを通して子供達が地元の歴史を学び、
文化を継承し、先祖代々地域に受け継がれている。
地元の老若男女が境なく、笑顔で交流している。
日常の様々な利害関係を通り越して、地域の文化を守るために
何ヶ月も前から話し合い、準備し、精神を共有し、この祭りの日を迎える。

法被を着て地域文化を継承する子ども達の姿、
沿道から水をかける地域住民の姿、
炎天下の中で汗だくで祭りを運営する大人達。

1年のうちでたったの2日だけど、
この地域にかける熱い想いが凝縮したお祭りを目の当たりにすると、
なんだかジーンときます。

この魅力はオンラインでは伝わらない。
リアルにこそ価値があることを実感させてくれます。

でも、その祭りを未来永劫続けていくためには、
地域コミュニティがないとできない=つまりはまちづくりの問題に
繋がっていきます。

水かけ地蔵の舞台となる寿福寺や嘉例川には、待ってました!
と言わんばかりに立派な一眼カメラを手にした観光客がきていました。
(特に年配のおじさんが多かった)

やっぱり魅了されるのは、そこにしかない地域の宝なんだろうな。
商業的に作られたものではなく、私利私欲のない純粋な地域を守りたいという
地域愛が垣間見えるからこそ、感動するんだ。

唐津を代表するお祭り・唐津くんちとまちづくりのことでも
同じことを考えていたような気がします。

(佐藤 直之)

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