Roots

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ペシャワール会の中村哲さんの名著を読了。

凄い人だった。
医師としてアフガンに赴任し、旱魃で栄養と水不足に
陥る市民の健康を回復し、農業国家であった産業を
再生させるためには、河川や水路が必要だと
ひたすらに土木事業を邁進してきた。

写真で見ると、その変化は一目瞭然。
お仕事でご一緒した元ゼネコンの方が、
「いつか砂漠を緑化しに行く」と言ってたけど
まさにそれを実現した人である。

治安が悪化する中でも加熱する誤報に惑わされず、
裏切りや暗殺に遭遇しても絶対に復讐をせずに、
ただただアフガンの再生のために全身全霊で
挑んできたことがよくわかります。

日本ではあたりまえの環境が、備わっていない国もある。
綺麗な水や洪水を防ぐ堤防、目的地に辿り着く道路など、
生活インフラを支える土木事業って、国の豊かさの根底にある。
土木があるから、健康が保たれ、仕事ができ、治安が安定する。
この本を読んで、その価値を再認識しました。

お亡くなりになってから初めて本を読んだけど、
もっと早く読んで生前にお話を聞きたかったなと強く反省。

最終章の「日本の人々へ」はしびれました。
マスコミの誤報に惑わされずに真実を自分の手で勝ち取ること、
経済成長だけではない真の豊かさの追求、
人間は自然の一部であり技術過多になってはいけない・・・、

不易流行。
この時代だからこそ「変わらない本質」を大切にしていきたい。

(佐藤 直之)

昨夜は久しぶりに江迎活性化協議会のリアル会議。

今年度はコロナ禍でなかなか思うように動けず、
地域住民の皆さんと突っ込んでの議論や取組みが
できませんでしたが、地域住民へのアンケート調査と
専門家による現地調査、度重なる検討を重ねてきた
「江迎景観ガイドライン」の最終報告。

アルセッド建築研究所の清水さん、
Takebayashi Landscape Architectsの竹林さん、
そして弊社による3者の専門家チーム。

江迎の皆さんが大切にしたい景観、そして
これからの景観まちづくりにつなげるための実践のヒントを
ふんだんに盛り込んだ景観ガイドラインは、
地域の皆さんにもとても喜んでいただいて、
「江迎ならではの川の風景をもう一度取り戻したい!」
「中町通りの空き地を、地域の資産として活用したい!」
様々な前向きな意見が飛び交いました。

そして第2部は、江迎のプロモーション・ブランディング
の専門家としてプロジェクトに参加していただいている
Lightの島巻さんから、アップデート中のまちづくり拠点
おおたやのネーミング・ロゴのお披露目。

宿場町としての江迎の文脈、おおたやの運営を支えるママさん達の思い、
そしてこれからの江迎の向かう方向性を踏まえて作ったVIはとても評判が良く、
これからのまちづくりの象徴として受け入れていただくことができました。

地域を動かす住民と、まちづくりの可視化をサポートする専門家の
コラボレーション。

今年度はコロナの影響で方針づくりや議論の時間が多くなりましたが、
来年度はこの打ち立てた柱をもとに、地域の方々とガンガン動いていく
1年になればと今から楽しみにしています。

(佐藤 直之)

2021.03.20 / thinking

春が来た!

桜もあちこちで花が咲き始め、
心身ともに閉鎖的だった冬から、
期待が膨らむ「はじまりの春」へ。

それでもまだ落ち着く気配のないコロナ騒動、
コロナによって変革を求められるこれからの社会。

地方のまちづくりやブランディングに携わる
ルーツとして、これからどんな未来・地域社会
をデザインして行ったら良いのか?
そして、それをどんな立場で、どんな価値を
提供していける会社になるのか?
そんなことをここ1年近くずっと考えています。

ルーツ10周年まであと1年。
そろそろ考えて行動していく「はじまりの春」に。

(佐藤 直之)

昨日は、「環大村湾広域景観形成推進事業」のオンライン会議。
大村湾沿線の5市5町の景観部署の担当者が一同に介して、
大村湾の景観的な魅力を活かした広域的なまちづくりをどうやって
進めていくかを議論しました。

5市5町の大村湾への地形的な条件、取り組み、思いはさまざま。
どういうビジョンを掲げて、何を目的に進めていくのか?
広域的な景観まちづくりとなると、なかなか効果が見えづらいのでは?
将来的に大村湾のブランド化や観光振興、移住定住につなげていくので
あれば、他の部署の協力も必要になるのでは?

オンラインでなかなか発言しづらい中でしたが、
各市町のリアルな声をお伺いすることができ、そして一同に介することで
新たな方向性、手がかりも見えてきました。

広域的なまちづくりは、すぐに効果を出すのは厳しく、短期的ではなく
中長期的な目線で進めていく必要があると思っています。
また、観光や移住定住をはじめ全国で競争が激化する中では、
各自治体レベルでの取り組みの積み重ねが大切な一方で、
大村湾という「エリアとしての魅力を高めて発信していく」ことが
ますます重要になってくるでしょう。

5市5町の個性が出せる連携が鍵になる。
これから息の長い取り組みにしていく必要がありますね。
楽しみです。

(佐藤 直之)

福岡県は緊急事態宣言があけましたね。
昨日用事があって天神に出ましたが、想像以上の人出でびっくりしました。

飲食店の時短営業も延長されるし、まだまだいつもの暮らしが戻ってきた
わけではありませんから、当分はウィズコロナで行くしかありませんね。

さて、あっという間に3月になり、弊社は年度末業務のピークに
差し掛かっています。この時期はどうしても納品するための資料作りや
報告書作りが多くなり、デスクワーク中心になってしまいます。。。

せめて週末くらいは思いっきりリフレッシュしたい。
ということで、先週末はロードバイクで糸島半島1周してきました。
距離にして約80キロ。糸島半島はアップダウンが少ないので、
海風が強くなければとても快適なライドを楽しめます。

糸島半島はカフェやレストラン、直売所、休憩施設、漁港などの
立寄スポットがあるので、毎回ライドしていても飽きません。
しかも、交通量がそこまで多くない、舗装されている、自転車の
スタンドが充実しているなど、自転車乗りにはとても優しい。
海べたをずっと走れるし、内陸に入ればのどかな田園風景が広がります。

今回、九州大学の案内パンフレットを作る中で、改めて「糸島ライフ」と
セットにした九大の魅力を発信していくべきだと思いました。
しかも、牡蠣小屋や久保田農園などの1次産業、海岸の生態系、
唐泊ヴィレッジのような自然と共生した村づくりと、
サステナブルな暮らしや学びが体験できるのは九大ならでは。

昔は大学は街中にあるべき!論者でしたが、
ウィズコロナの時代を考えたらこんなキャンパスライフもありだし、
全国的には最先端をいっているのではと考え新たに。
大学時代から自然と一体化した暮らしができて、自然共生ライフを
送る糸島の面白い人達と交流できたら、社会人になっても“九大的”な
個性が身について面白いと思います。

あまり大学とまちづくりの接点を考えなかったけど、
パンフレットづくりを通してその可能性を実感できました。

話はサイクリングに戻りますが、ロードバイクの大先輩で高校の友人が
言ってましたが、九州はサイクルツーリズムにはうってつけの地域のようです。
自転車乗りの観点からも、九州各地の魅力や地域づくりを考えていければ!

年度末の仕事が落ち着いて気持ちの良い季節になったら、
九州のいろんなところを自転車で回ったり、登山したり、キャンプできたらと
思ってます。

(佐藤 直之)

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