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昨日は、観光まちづくりプロジェクトに取り組んでいる
佐世保市江迎地域の一大祭り「千灯籠祭り」へ。

コロナの影響があって、3年ぶりの開催。
夕方から所用があって、昼間に開催された水かけ地蔵まつりを見物。

改めて、やっぱり日本のお祭りって素晴らしい!
デジタルとかオンラインとかバーチャルとか、
コロナになって“人と交わらない”生活様式が正しい風潮に
なってきているけど、お祭りを見ると果たしてそうなのか?と疑問を抱く。

地元のお祭りを通して子供達が地元の歴史を学び、
文化を継承し、先祖代々地域に受け継がれている。
地元の老若男女が境なく、笑顔で交流している。
日常の様々な利害関係を通り越して、地域の文化を守るために
何ヶ月も前から話し合い、準備し、精神を共有し、この祭りの日を迎える。

法被を着て地域文化を継承する子ども達の姿、
沿道から水をかける地域住民の姿、
炎天下の中で汗だくで祭りを運営する大人達。

1年のうちでたったの2日だけど、
この地域にかける熱い想いが凝縮したお祭りを目の当たりにすると、
なんだかジーンときます。

この魅力はオンラインでは伝わらない。
リアルにこそ価値があることを実感させてくれます。

でも、その祭りを未来永劫続けていくためには、
地域コミュニティがないとできない=つまりはまちづくりの問題に
繋がっていきます。

水かけ地蔵の舞台となる寿福寺や嘉例川には、待ってました!
と言わんばかりに立派な一眼カメラを手にした観光客がきていました。
(特に年配のおじさんが多かった)

やっぱり魅了されるのは、そこにしかない地域の宝なんだろうな。
商業的に作られたものではなく、私利私欲のない純粋な地域を守りたいという
地域愛が垣間見えるからこそ、感動するんだ。

唐津を代表するお祭り・唐津くんちとまちづくりのことでも
同じことを考えていたような気がします。

(佐藤 直之)

お盆休みが明けて、本日から仕事再開です。

海水浴に行ったり、馴染みのお店に行ったり、
美味しいものを堪能したり、家族で浴衣着てお祭り行ったり、
夏らしくリラックスできました。

さーて、エンジンかけて諸々進めて参ります!

(佐藤 直之)

相賀の浜海水浴場(唐津)

先週末は上天草市の釣り×観光プロジェクトの視察で、
北九州市へ。

釣りをフックに、遊漁船や宿泊、飲食に関するサービスを
ワンストップで提供する「北九州釣りいこか倶楽部」さんは
上天草市の取り組みの参考にしていて、実際にその魅力を
体感すべく関係者と一緒に行って参りました。

私都会で育ったこともありろくに釣りをした経験がないまま
九州にやってきて、キャンプや登山をはじめとする自然体験は
生活の楽しみとして謳歌しているものの、釣りってなんとなく
ハードルが高い、道具揃えないといけない、コアなファンの趣味と
どこか敬遠しているところがありました・・・

本格的な初の釣り体験が遊漁船。
早朝6時出港→15時帰港というハードなスケジュールを前に、
船に酔わないか、釣れるのか、無事に帰って来れるのだろうかという
不安がつきまとい、懇親会も早々に切り上げて早めに就寝。

念のために酔い止めを飲んでいたのが大正解でした。
さすがの玄界灘、遊漁船の船長は「今日は凪な方やわ」と言ってたけど、
出港するや否やグワングワンと波打ち、目的地までの乗船はまさに修行・・・
私は酔い止め薬のおかげで終日全く船酔いはありませんでしたが、
乗船客の数人はすっかりダウンしている人もいて。。。

目的地に着くとガイドさんが初心者の私に丁寧にレクチャーをしてくれて、
ドキドキするなか最初の一投。今回はタイラバでの釣りを体験しましたが、
底に落として、引き上げて、また落としてというルーティンを黙々と。
竿にビビッときたような気がしてあげると全く魚は釣れておらず、
そんなことを繰り返しているうちにやっと引っかかった!とあげると
フグそしてエソ・・・釣って食べるものではないらしくそのままリリース。

場所を変えてまたリスタート。
買ってきたおにぎり買ったり、飲み物飲んだり、各自休憩をとりながら、
でも基本的には黙々と釣りをする御一行様。
気がつけばあっという間に時間がたっているし、同じルーティンの作業に
無心で没頭している自分がいます。

そしてついに釣れました!レンコダイ。
その後にワンサイズ小さめのレンコダイが釣れて、
この日最大の大物であったイトヨリは直前で逃してしまい(涙)、
私の初の釣果は2匹でした。

この日は珍しく釣果があがらなかった日のようで、
船長さん色々と場所を変えてトライしてくれましたが、タイムアップ。
帰港したのは予定時間より1時間遅れての16時。
その後、釣ったお魚の半分を港の目の前の飲食店に預けて、
近所の温泉でしばしの休息。

ヘトヘトに疲れた私たちを迎えてくれたのは、見事な絶品料理でした。
釣った魚を見てその場でメニューを考え、わずか1時間半で料理として
提供してくれる。なんとも素敵なサービスだ。感動しました。

初の遊漁船体験は相当にハードでしたが、とっても充実した経験となりました。
そして宿泊→釣り→温泉→食事という、北九州釣りいこか倶楽部さんがコーディネート
するサービスを実際に体験して、その魅力を肌で感じることができました。

上天草市でも、9月・10月に釣り×観光の魅力を実際に体験してもらう
モニターツアーを開催していきます。

「永遠に幸せになりたかったら、釣りを覚えなさい」
中国の諺の意味が少しだけわかったような気がします。

(佐藤 直之)

あっという間に8月に突入です。

連日の暑さに参っておりますが、
夏は海や山、川の自然を満喫できる
旅にはうってつけの季節です。

子供が生まれてから、地方の自然を体験する
ことが旅の大きなテーマになりました。
車やレンタカー借りて、キャンプをしながら
旅をするスタイルが定着したのもその影響です。

「その旅先でどんな自然体験ができるか?」
ということが、旅の目的地を決める上でとても
重要な理由になっています。

コロナになってから、毎年恒例だった海外旅行が
できなくなり、国内の滅多に行くことがなかった
ローカルの自然体験旅を続けています。

北海道東、信州、四国、そして九州の津々浦々と、
その土地ならではの自然に身を投じ、一体となり、
自然アクティビィティを自ら体験してきました。

キャンプ、トレッキング、登山、カヌー、沢登り、
レールマウンテンバイクと、その自然を最大限に
味わうための魅力的なコンテンツに出会い、
九州各地の観光コンテンツ造成に向けてのヒントを
肌で感じて体得することができています。

私が実際に訪ねて、魅力的な自然体験コンテンツに
共通していると感じたことは以下の3つ。

・その土地ならではの自然の価値に最大権の敬意を払い、
 自然に負荷のかからない必要最小限の設備を使って
 楽しめるコンテンツになっている。

・自然の価値を自ら体感し、その自然に惚れ込んだ
 ネイチャーガイド(プレイヤー)がいること。
 そのガイドさんは話を聞くと移住者であることが多い。
 ガイドさんがいることで地域交流にもつながり、
 地域の魅力を教えてもらえる。

・商業主義に侵されていない、魅了する地域ブランドイメージ
 がしっかりあること。知床や阿寒湖、仁淀川、屋久島は、
 観光客は多いものの自然のイメージ=地域イメージがきちんと
 確立されていて(つまり、自然環境を守るための努力がなされている)
 実際に来訪した時の観光ギャップが全くない。
 それこそが、「聖地」としてコアなファンを魅了し続ける魅力であり、
 わざわざお金を払ってまで訪ねる来訪価値につながっている。

実際に体験してみて、体験料もしっかり設定されてますが、
「高い!」と感じることはほとんどありません。

まだまだ美しい日本はたくさんある!
もっとフットワーク軽く、いろんな自然を体験していきます!

(佐藤 直之)

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