唐津には、唐津の文化の象徴とも言える唐津焼があります。
また近年、唐津の自然資源を活用したコスメティック産業を創出する
動きも盛んになっています。
この2つに共通するのは「土」。
唐津を「土」という新たな文脈で捉え直し、その価値を生み出し、
新たな観光ツーリズムの造成に繋げようと始まった
「唐津・土と文化プロジェクト」。
唐津出身のデザイナー・先崎さんとプロデューサーの川島さんに
お声掛けいただき、プロジェクトに参加することになりました。
プロジェクトは、観光庁の看板商品創出プロジェクトの補助金を
活用して実施しました。
唐津焼窯元の健太郎窯、三藤窯、中野陶痴窯、濱崎快素さんの4窯元、
唐津の高島でコスメ事業を行う株式会社リトコスと連携し、
まずは「土」の文化や可能性を学ぶ勉強会を開催。
その後は、「土」をテーマにどういったツーリズム商品を造成できるか
時間をかけて議論し、一定の方向性を導いていきました。
年末には、SNSで情報発信・呼びかけを行い、想定するターゲットを
対象としたモニターツアーを開催。
土と美と農の文化体験では、地元や福岡、首都圏の女性が参加し、
農作業体験やクラフトコスメづくりを実施。
土と器と食の文化体験では、福岡・佐賀の在住者のほか、
ブランディングや旅行を専門とする専門家を招いて、
土づくり→器の成形→絵付け・焼成体験→茶会体験という、
土づくりから使うところまでを一気通貫して体験できるプログラムを用意。
2つのモニターツアーとも参加者には好評で、今後の商品造成に向けた
貴重な意見をたくさんいただくことができました。
年明けからは商品化に向けた議論を毎日のように続けて、コンセプトや
ターゲット、商品価値、価格帯をどう定めるか検討を続けました。
募集・販売にあたっては、九州を中心に地域の文化やアート・クラフトを
テーマに旅行商品の造成・販売を担うUNAラボラトリーズさんと協力体制を構築し、
2月末より販売を開始しています。
(プロジェクトメンバー)
実施主体:株式会社テツシンデザイン
コンテンツ造成:
(唐津焼)健太郎窯、三藤窯、中野陶痴窯、濱崎快素
(コスメ)株式会社リトコス
インフォメーションスペース整備:&N inc.
モニターツアー運営:唐津観光協会
ホームページ制作:YATAI
ライティング:重村 直美
写真撮影:藤本 幸一郎
事務局 :川島ビル株式会社、ルーツアンドパートナーズ

唐津・土と美と農の文化体験モニターツアー

唐津・土と美と農の文化体験モニターツアー

唐津・土と器と食の文化体験モニターツアー(土づくり体験)

唐津・土と器と食の文化体験モニターツアー(器の成形体験)

唐津・土と器と食の文化体験モニターツアー(絵付け体験)

唐津・土と器と食の文化体験モニターツアー(窯づくり体験)

唐津・土と器と食の文化体験モニターツアー(茶会体験)

唐津土と文化・メインビジュアル