2017年度からご縁をいただいて関わっている長崎県東彼杵町千綿エリア。
その千綿エリアの中で、地元のお父さん・お母さんを中心に地域活性化に
取り組んでいる地域=木場郷があります。
その中心的な存在である「東そのぎ 木場みのりの会」の皆さんが、
千綿エリアの新たな集客拠点・地元の立ち寄り場所として加工直売所を作る
計画があり、2017年度に事業計画づくりをお手伝いさせていただきました。
2018年度からは、その事業計画に沿って具体的に加工直売所の
ブランド・商品・売り場づくりに着手。
食の専門家としてQ’s worksの小野 聖さん、ブランディング・売り場づくり
の専門家としてはアオバトの前崎 成一さんに参加してもらい、
支援チームを結成。
まずはお店のコンセプトづくりから着手し、計画に携わるみのりの会のメンバーや
売り場に立つ地元のお母さん達の想いを汲み取り、キーワードを可視化していきます。
当初は周辺地域の農産物を集めた直売所をイメージしていましたが、それでは道の駅や
関連施設との差別化が図れない。では、ここならではのコンテンツは何かと、地元の
皆さんのお話を聞いていると、出口山から育まれた地元のお米が浮かび上がってきました。
コンセプトを「お米の価値最大化作戦」に設定し、
看板商品であるおむすびと地元をつなぐ役割=結ぶの意味を内包させた
「米どころ 木場のむすび」に店名を決定。
前崎さんにはそのネーミングからロゴデザイン、各種ツールデザイン、売り場づくりまで、
トータル的なブランディングを手がけていただきました。
また、食の専門家である小野さんには、「木場のおむすび」を中心に据えて、
塩や具の選定、水の具合、握り方の検討、お母さんとの度重なる試作・試食を支援してもらったほか、
お米に合う惣菜の商品開発、支援を行っていただきました。
2018年7月、急ピッチで進めてきた「米どころ 木場のむすび」はなんとか無事にオープン。
以降、毎週土日を営業日としてお店を営まれています。
アクセスもそこまで良くなく、天候によっても左右されるため、営業は全て順調とはいかないようですが、
様々なイベントと連携して出店したり、おむすびや類似施設の研究に出かけたり、新たな商品開発したりと、
日々試行錯誤・改善を図りながらお店づくりを続けられています。
2018年度を区切りとして一旦ご支援はストップしましたが、最後に試作・プロモーションを仕掛けた
お弁当は、地元でも人気で好調のようです。
また、我が家も木場のお米のファンになりましたので、これからは1ファンとして引き続き応援していきます。
(木場のむすび)
クライアント:一般社団法人 東そのぎ木場みのりの会
全体監修・プロデュース:株式会社ルーツ・アンド・パートナーズ
食全体のコンサルティング、商品開発支援:Q’s works 小野 聖
ブランディング・売り場づくり監修:アオバト 前崎 成一

会議の様子

空間デザインの検討

メニューの試作

木場地区の美しい景観

木場の米を育む出口山

米どころ 木場のむすび

木場のむすびの主力商品のおむすび

空間づくりの様子

空間づくりの様子

制服は手作り。

主役は地元のお母さん達

木場のむすび PRチラシ

木場のむすび PRチラシ

プレオープンの様子

男性陣の集合写真

オープンの日。多くの人で賑わった。

店内の様子