
改修前の旧村上歯科

中町Casa正面

中町Casa_1F座敷

中町Casa_2Fギャラリー

hanaはな家料理イメージ

中町Casaネーミング・ロゴ
唐津の中町商店街に立地する昭和初期の洋風建築、旧村上歯科。歯科としての役割を終えた後も、観光客が写真を撮影する「隠れ家的」景観スポットであった。2010年に地権者である村上氏が唐津市に建物を寄贈されたのを受けて、この歴史的建造物を活用再生するリノベーションプロジェクトがスタート。
商店街や駐在員、唐津市、商工会議所、まちづくり会社、中小機構基盤整備機構によるプロジェクトチームが立ち上がり、地域ニーズを調査しながら、建物のコンセプト、ターゲット、活用方法について検討を行ってきた結果、1Fを地元食材を活用したカフェレストラン、2Fを唐津焼陶芸家や作家によるギャラリー及び地域の人達が活用するコミュニティスペースとして再生を図るよう決定を行った。
2012年には国の事業に採択され、テナントミックスによるリノベーション工事を行い、2013年4月27日にグランドオープンを迎えた。建物の名称は、「創建80年目」のグランドオープンにメッセージを込め、80歳を祝う「傘寿」の傘の略字を建物ロゴにし、家のようにくつろいで欲しいとの願いから「中町Casa(傘)」と命名した。このリノベーションが、歴史的建造物が数多く残る唐津のまちなかの再生モデルとなり、古い建物を再生・活用していくことが、活性化のための「唐津スタイル」になることを願って。
中町Casaホームページ:http://nakamachicasa.com