長崎大学の石橋先生からご相談を受け、2020年度から
大村湾の広域景観形成づくりのお手伝いをしています。
広域都市圏、広域観光圏としての「大村湾」のポテンシャル、
景観的な魅力に着目。大村湾は世界の観光地・リゾート地として名高い
世界の湖と比べても遜色ない空間スケールを有しています。
九州新幹線西九州ルートの開通によって、広域観光、移住の可能性は
今後大きく広がっていくことが考えられ、大村湾を中心に広域的な景観形成
に取組み、大村湾ブランドの構築を目指します。
その将来ビジョンの達成に向けて、足元にある景観資源の再評価や
大村湾を生かす仕掛けづくり、大村湾のPR・ブランド化などを進めていく
必要がありますが、大村湾の沿線には5市5町が位置しており、
それぞれの地域特性に応じた資源活用・段階的な景観まちづくりを実現
できるかが鍵となります。
そこで、2019年度から長崎県と長崎大学が中心となり、
大村湾の美しい景観の調査・抽出、5市5町へのヒアリング調査、
大村湾の魅力を知る漁協とのワークショップを開催し、
大村湾景観憲章の素案づくりに着手しています。
2020年度は、景観憲章(素案)に対する5市5町へのヒアリング、
今後の具体的な事業の進め方についての検討を行い、
年度末に開催したWEB会議において全体像の共有を図りました。
関係市町村が多いことから、広域的なまちづくりは合意形成が
難しい側面がありますが、大村湾は長崎県にしかない広域資源で、
しっかりと生かすことができればもっと長崎県は魅力的な地域に
なると確信しています。