これまで唐津の七つの島のブランディングやプロモーション、
島づくりに関わってきましたが、2020年度は小川島と馬渡島で
島づくりのお手伝いをしました。
小川島では、島留学の生徒数を増やすための取り組みとして、
入学する生徒が親から離れて島で暮らすための拠点=島留学寮の
導入を検討。寮の導入に向けて、どういう条件、どういう機能、
どういう空間配置にすれば良いか、議論を進めていきました。
議論が終盤に差し掛かる中で寮の導入に対する意見が分かれ、
最終的には寮の導入を断念することとなりました。
その後、島留学の寮は7つの島の「高島」で導入が決定し、
今年度から受け入れが始まっています。
馬渡島では、島のシンボル的な施設であった施設の跡地を活用して、
島の活性化のために島民が望む「島留学の寮」「介護」「宿泊」の
3つの機能を具体的にどう実現するかの詳細な検討を行いました。
島留学の寮は学校近くの空き家を活用した導入を今後検討することとなり、
介護施設と宿泊施設については今後も引き続き検討していくことが
決まりました。
島の少子化、高齢化は待った無しの状況です。
1人1人の存在が、島にとっては財産です。
島民がこれからも末長く暮らし続けることはもちろんのこと、
島留学や新たな機能を創出することで新たな人材を呼び込んでいくことも
ますます重要になってきます。
弊社の関わりは一旦区切りとなりますが、今後も引き続き注視しつつ、
できる限りサポートを続けていきたいと考えています。

小川島での検討の様子

馬渡島での検討の様子