2016年度に策定した「俵ヶ浦半島未来計画」。
その中で、地域の人たちにとって心のシンボルであり、
活用した重要拠点として位置付けられたのが、
半島内にある廃校。
俵ヶ浦半島では、野崎中学校、俵浦小学校、庵浦小学校が
一気に3校閉校になってしまいました。
野崎中学校では、子供達の居場所づくりを目的として、
地元の3町育友会さんが先行して「放課後子ども教室」の取り組みを実施。
その動きと連携を図りながら、半島内の廃校3校の利活用計画を策定。
計画づくりにあたっては、地域住民が主体的に参加できるプロセスを重視し、
3回のワークショップ、地元のお母さんたちに向けたアンケート調査を行い、
地元のニーズをしっかりと把握することから始めました。
また並行して、全国の廃校活用事例を調べてどういう利用・運営を
されているかを整理。俵ヶ浦半島としてある程度利活用の方向性が見えてきた
段階で、九州の廃校事例を地元の人たちと一緒に視察し、
全国の廃校活用の先進事例のノウハウを吸収していきました。
住民ニーズの把握そして先進事例の調査を踏まえて、
最終的には地元としての廃校利活用のコンセプト、活用テーマ、
地元の関わりについて方向性をまとめていきました。
1年かけて検討した廃校利活用計画は佐世保市へ提案し、
今後は佐世保市が主体となって、地域が望むあり方を踏まえながら
事業者の募集や廃校回収、活用へと舵を切っていく予定です。

閉校前最後の運動会

海が見渡せる学校跡

まだまだ現役の図工室

ワークショップの様子

ワークショップの様子

ワークショップで出てきたアイデア

俵ヶ浦半島・廃校利活用計画・表紙