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先週日曜日、年間を通してお手伝いしていた
「唐津伝統文化コーディネーター養成講座」が終了。
スローフードの元日本担当官の石田雅芳さんの話は申し分のない
興味深い内容で、唐津でもこうしたスローフードの取り組みを
そろそろ始めて良いのではと再認識したところだった。

石田さんとはお会いするのがこれで2回目だけど、
お仕事の内容や考え方についてゆっくり話をするのは初めてで、
送迎の道中での会話はとても楽しかった。

石田さんはイタリアで長年仕事をしていたキャリアを持ち、
いまではあらゆる分野においてイタリア・ヨーロッパと日本を繋ぐ
架け橋(コーディネーター)となっている。

そんなグローバルな世界で仕事をしている石田さんとの会話の中で
特に印象に残ったのが、「これからの働き方」。

これだけ電子メディア・グローバル化が加速する中で、
これまでの「定時に決まった会社に通勤する」という常識は
変わっていくだろうと。

パソコンがあれば在宅でも仕事ができるし、スカイプがあれば
会社に出向かなくても会議ができる。
極端なことを言えば、違う都市にいても、世界にいても仕事はできる。

そして、そのグローバル化社会の中で必要なのは
「思考」を売るという発想。
社会や地域にとって課題を解決するための仕組みやシステム、
イメージを創造し、それを商品として売っていくという。
とても感銘を受ける言葉だった。

物を売る時代から、思考を売る時代へ。
もう東京一極の時代ではない。
地方がいかにオリジナリティーを身につけ、
独自のライフスタイルや文化を創造し、
そのノウハウを蓄積していくか。

そう考えるとワクワクする。

イタリア、マナローラの海岸

イタリア、マナローラの海岸

ONCRI

毎年春になったら海外か国内のロングトリップに出かけ、
観光や地域づくりの充電をする時期に充てているのだが、
今年の春は色々と動きがあってどうもいけそうにない…

今年は近場でショートトリップを増やそう!
ということで、先日は佐賀市古湯温泉のONCRIへ。

ここは温泉のクオリティはもちろんのこと、
空間デザイン、機能、食事と、コストパフォーマンスが良いと
周囲の人が口を揃えるのでずっと気になっていた。

宿泊客は、家族連れが多く、アジア観光客もちらほら。
旅館だが古くさくなく、洋館の機能もあって過ごしやすい。
子連れにも優しい旅館である。
食事も美味しくて確かにコストパフォーマンスは十分だった。

ただ1点、お土産コーナーが少しもったいない。
これだけの旅館であれば、もう少し土産物のテーマ・セレクトを
きちんとすれば良いのに。。。

観光の仕事をするなら、やはりこうして消費者目線に立って
お金を払って行ってみる、泊まってみることがとても大切。
「払う価値があるかどうか」リアルに感じる事ができるから。

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かつては栄えた第1次産業も、少子高齢化や輸入品の流通、
食事形態の多様化に伴って規模が小さくなっている。

地方の仕事をしていると、その規模縮小によって使われなくなって
しまった、もしくはそうなってしまいかねない空き倉庫によく遭遇する。

構造や外観はとっても立派なものが多い。
「ここを地域のために何か使えないか」そんな地域からの相談もよくうける。

人口・産業の大転換で行き場を失ってしまった倉庫群・・・
地域にとっては「負の遺産」に見えるものも、見る人によっては、
見方を変えれば、地域の宝へと生まれ変わる。

現に、広島県の尾道市には、港の空き倉庫を活用し、
サイクリストの宿泊施設・拠点「U2」として見事に再生した例もある。

地域の立地や特性をしっかりと見据えて、
夢のようなワクワクすることを詰め込んで、
後は覚悟を持って行動するだけなのだ。

現在、移住支援・地域活性化の仕事で関わっている地域にもそういった倉庫がある。
この倉庫を起爆剤に「地域の小さな拠点」をつくれないか、
そうぼんやりと考え始めている。

唐津やきもん祭りチラシOL確認用

唐津やきもん祭りチラシOL

2回目以降、全体の企画とグラフィックのディレクションで
お手伝いをさせて頂いている「唐津やきもん祭り」。

今年で5回目を迎えます。
今年のテーマは「唐津のぐい呑み」。

全国初の「古唐津・ぐい呑み展」をはじめ、
唐津焼のシンポジウム、なんでも鑑定団の勝見さんの骨董塾、
人気急上昇の企画「唐津焼で角打ち」などなど。

周辺の陶磁器のまちのイベントと趣向を変え、
唐津焼の魅力ともいえる「用の美」を知ってもらおうと
「食と器の縁結び」をテーマに毎年工夫を凝らした企画を
取り入れています。

毎年やきもん祭りで唐津焼のぐい呑みをコレクションしている
私にとっては、今年のテーマは最高ですね。
皆様、GWはどうぞ唐津へお出かけくださいませ。

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週末の日曜日、唐津で「唐津たてもの活用術」を開催しました。

予想以上に多くの方々にご来場頂き、古い建物の保存・活用、まちづくり
に関心があることがわかりました。嬉しいですね。

セミナーの主役は実際に建物を活用している実践者。
先代から引き継いで活用したり、お父さんから頼まれて残す使命があったり、
はたまた福岡から移住して農家民家を買ってリノベーションしたり・・・

保存・活用の形は三者三様でしたが、唐津の景色・建物を守るための
生々しくもヒントを得られる貴重な場でした。

特に草伝社の原さんがおっしゃっていた、
建物を改修も出来ないし、壊すことも出来ないというリアルな現実は
考えていくべき大きな課題であり、その中で掃除したり、「治したり」という
できることから続けて行くための仕組みであったり、まちづくりを
どう進めて行くのかをまち単位で本気で議論して行くべきだと痛感しました。

古い建物の保存・活用は、少子高齢化が加速する中で、
地方都市が抱える大きな問題となっています。
その問題の性質な微妙に地域単位で違っているので、
やっぱり地域が主体となって進めて行くほかありません。

この日はデザイン監修させてもらった「唐津建築遺産マップ」と
ホームページ(→こちら)もお披露目となりました。

少しでも保存・活用への関心を持ってもらって、できることから少しずつ、
1つずつ積み上げて行くことから唐津の歴史まちづくりを続けていきたいものです。

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