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記念すべき100回目の縁結び

昨日は激務の合間を縫って唐津へ。

唐津の中心市街地にある呉服町商店街で、
毎月1回第一日曜日に開催される「五福の縁結び市」。
昨日で100回の大台に乗るとのことで、
関係者の顔を見に伺いました。

商店街に着いたらすごい人でした。
キッチンカーがたくさん出て、唐津くんちのヤマが出て、
あちこちで物販やトークイベントなどの催しが。
なんだか感慨深いものがありました。

思い返せば10年以上も前、唐津市中心市街地活性化の
タウンマネージャーを務めていた際に、
空き店舗が増える呉服町商店街のアーケードを撤去するか
どうかで商店街は二分していました。

アーケードがあるから市民や観光客は安全に通れて人通りがある。
アーケードがあるからアーケードの維持費がかかり、その維持費が
家賃に上乗せされるから出店者が増えないんだ。

両者の言い分はそれぞれに理由があって正しい。
でも、どちらかの決断を下す必要があり、最終的にはアーケードを
撤去することが決まった。

では、アーケードを撤去してどんな商店街を目指すのか?
私が商店街から要請を受けて関わったのはここから。

アーケードを撤去するということは雨避けに通る人がいなくなる。
方向性次第では、もっともっと衰退するかもしれない。
今よりももっと魅力的な商店街にしないと生き残れない。

商店主との議論が始まりました。
夜な夜な集まって侃侃諤諤議論して、あーだーこーだー言って、
私がファシリテートしながらまちづくりの方向性を決めていきました。
また、アーケードを撤去するならと、唐津市さんがファサード整備の
ルールを作って欲しい、そのルールを作ったらファサード整備の補助金を
出すということで、景観のルールづくりも同時にスタート。

佐賀県有田町にあるアルセッド建築研究所の清水所長にアドバイザーと
して参画してもらい、他の事例も参考にしつつ、でもありきたりな
景観のガイドラインではなく、呉服町商店街らしさのあるルールをつくろうと
ゼロからみんなで考えて、現地でパネルとか使いながら検証。

合わせて、街路整備も検討。景観ガイドラインのルールに沿って、
唐津の中心地に相応しいシンボルロードを目指しました。
デザイナーに頼む予算はなかったので、清水さんにアドバイスをもらい、
私が自らデザイン設計しました。

これでまちづくりと景観の方向性は定まりました。
ただ、このままでいいのか。通常だったらこれで補助金がついて
ファサードや街路が整備されて満足!でも、商店街は変わっておらず、
人もまばらに寂れていくのではないか?

もっとお客さんに寄り添って、楽しくワクワクする、自然と人が集まって
くる商店街づくりができないのか。商店主とお客さんが継続的に交流・
コミュニケーションできる仕組みができないか。

そこで考えたのが、「五福の縁結び市」という毎月開催するイベント。
とにかくやってみる、とにかく継続することが大切、あとは経験を
重ねる中で創意工夫して魅力を高めていけば良い。
何よりも大切なのは、お客さんとのコミュニケーションの場であり、
商店街で何かやっている!という場所になれば。

私の提案に乗っかってくれて始まった縁結び市。
商店主の皆さんは会を重ねる中で知恵がついてきて、
オクトーバーフェストやクリスマスイベント、そして近年では
大人気イベントとして定着したパンマルシェや酒蔵商店街など、
多様なイベントを続けて行ってます。

その記念すべき100回が昨日ということだったのです。
坂本理事長とお会いして、あれから10年も経ったんですねと
しみじみ。10年間の間に、東京や大阪などの首都圏から
うつわギャラリーや飲食店、コミュニティスペースなど、
空き店舗への出店が相次ぎ、今では空き店舗もかなり少なく
なっているようです。

元気になった呉服町商店街のまちづくりの一端を担えたことは
光栄です。まだまだ魅力的になって欲しいものです。

詳細な取り組みは↓↓↓からご覧ください。
呉服町商店街リニューアルプロジェクト

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