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今週1週間は対馬→上天草→鹿児島と怒涛の九州出張ツアーでした。
いやー、詰め込み過ぎはいかんですね、ヘトヘトです・・・

対馬では、対馬の精神巡礼の文化となっていた「対馬六観音」の撮影、
対馬の中心地厳原でずっと続いている「地蔵盆」の撮影、
寺泊の整備予定地でのお施主・建築家・施工会社さんとの現地確認・協議と、
お寺コンテンツみっちりの3日間。

雨予報の中で急に天気が好転して、最高の撮影日和となりました。
寺泊の協議もいろいろな悪条件の中で頭を悩ませていましたが、
お施主・専門家が一堂に集まって、現地見て、話したら、
あっという間に方向性が見えてきて、実りある時間となりました。

初めて見て回った地蔵盆は、それはそれは素敵なお祭りでした。
大きなメイン会場があるわけでもなく、開始・終了時間が決まっている
わけでもなく、いろんな路地から浴衣を着た子供達が集まってきて、
街の至る所で御開帳されたお地蔵様に手を合わせてお祈り。
その風習が世代を越えて受け継がれていて、親が子供に教える姿がとても
美しかった。特に川沿いの風景がなんとも言えず素敵で、
素朴というか暮らしに溶け込んでいるというか、
今ではあまり見ることのないとっても素敵なお祭りだなと感動しました。

週の後半戦は上天草市へ。
釣りをテーマとした旅行サービス「天草つろう旅」の販売開始に向けて、
協力事業者や事務局と協議の連続。
課題も浮き彫りになりましたが、それは進んでいる証拠と前向きに解釈
しながら、1つずつ形にしていければと思ってます。

夜は関係者集まっての懇親会。
予想以上に盛り上がって2次会まで、いろんなお話ができて、
プロジェクトメンバーの違う一面が見れたり、共通の知人と繋がっている
ことがわかったりと、発見の連続でとても楽しかった。

残る力を振り絞って、最後は鹿児島へ。
奄美プロジェクトの今後の制作物に関するブレストをして、
夜はウェブサイトの制作に関わったチームメンバーと打ち上げ。
奄美の話から始まり、最後はまちづくりや地政学、歴史、風水、
西郷さん、鹿児島の県民性まで、多方面に話が盛り上がる楽しい宴でした。

かなりハードでしたが、九州の可能性を改めて感じる1週間でした。
来週はデスクワークウィーク。
溜まりに溜まった諸々を1つずつ前に進めていきます。

対馬六観音の撮影

厳原地蔵盆

厳原地蔵盆

厳原地蔵盆

寺泊の現地確認

寺泊建築の協議

上天草の穏やかな海

以前のブログでもお伝えしておりましたが、
今年度から新たなご縁をいただいて奄美大島でのプロジェクトが始まりました。

これまでのルーツのまちづくりの取り組みを知人伝いにご存じだった
パタゴニア日本支社のスタッフ中西さんから
FACEBOOKを通じてご連絡いただいたことがきっかけです。

空港でお会いしたらすぐに意気投合して、奄美大島のプロジェクトを手伝って
くれないかと相談をいただきました。

パタゴニアはご存知の通り、環境問題や気候変動にとても熱心な会社で、
創業者のイヴォンさんが全財産を環境問題の取り組みに寄付すると表明したことは
記憶に新しく、「なんて素敵な創業者なんだ」と私も感動しました。
加えて、パタゴニアさんは店舗の売り上げの1%を環境問題に取り組む
団体に助成する支援も行なっています(素晴らしすぎる)。

奄美大島ではパタゴニアのアンバサダーとなっているプロサーファーの碇山勇生さんが
中心となって、自分が生まれ育った奄美大島の自然を未来の子供達のために残していきたいと
一般社団法人NEDIを立ち上げたばかりで、「奄美を未来に残す」まちづくり団体の
これからの取り組みを伴走してもらえないかというのが弊社への依頼です。

通常は自治体や地域の人たちからの依頼が多い中、
気候変動問題をなんとか解決して未来に自然を残していきたいという、
明快なビジョンを持った企業さんからのご依頼はとても嬉しい。

そんな出会いから始まった奄美大島でのプロジェクト。
最初のプロジェクトとして取り組んだのが、一般社団法人NEDIのウェブサイトの制作です。

スタッフ古川の生まれ故郷でもある鹿児島の広告制作会社の友人に相談して、
鹿児島在住のアートディレクター、ウェブデザイン・制作、カメラマン、ライターの
チームを組んで、この数ヶ月間急ピッチで制作に取り組んできました。

そのNEDIさんのウェブサイトは、パタゴニアさんの海のキャンペーン
「Protected Oceans」に合わせて、本日公開となりました!
NEDIさんのビジョンや世界観、メンバーの個性が伝わる
サイトとなっていますので、是非ともご覧ください。

NEDIさんのウェブサイトはこちら→→→ NEDIウェブサイト
パタゴニアさんのキャンペーンサイトはこちら→→→パタゴニアキャンペーンサイト

パタゴニアさんのキャンペーンは、東京と福岡のストア、そして奄美大島を舞台に、
奄美大島在住のアーティスト・ミロコマチコさんの特別展示やNEDI代表の碇山勇生さんが
参加するトークイベント、映画上映会等が開催されます。

私も本日福岡ストアに行ってきましたが、限定Tシャツはもう売り切れ寸前みたいですね。
お近くの方は是非足を運んでください!

パタゴニア福岡ストアにおけるミロコさんの特別展示

お手伝いしているNEDIさんの紹介展示とミロコさんイラストの限定Tシャツ

佐賀県唐津市にある七つの島。
佐賀県の離島は全てここにあります。

もうかれこれ10年近く、
七つの島に関わらせていただいております。

七つの島のブランディング、島通信やホームページの制作、
地域資源を活用した活性化の検討、そして近年は島留学の
あり方の検討やプロモーションを伴走しています。

今年度の七つの島留学生の募集に向けて、
募集用チラシの企画・撮影・デザイン制作を担当しました。
天候が良く、撮影に協力してくれた島留学生の子供達も最高の笑顔で、
島の空気感や魅力が伝わるチラシができました。

感性を養う子供の時期に、1年だけでも島で暮らして
島の先生達に「生きる力」を教えてもらうのはとても貴重な機会です。
唐津の七つの島は伸び代いっぱい、これからもサポートしていきます。

Produce:佐藤 直之(ルーツ・アンド・パートナーズ)
Planning,Creative direction:古川 詠子(ルーツ・アンド・パートナーズ)
Art direction,Design:松尾 紀之(松尾デザイン事務所)
Photograph:山田 圭(フタバスタジオ)

6月の決算期を無事に終えたご褒美かねて?、
タイバンコクに弾丸視察ツアーに行ってきました。

バンコクに住んでいる友人のスペシャルなツアー企画、
ガイドもあって、大変濃厚で充実した滞在となりました。

いやーバンコクは思っている以上の都会。
ホテルをとった中心部はユニークなデザインの高層ビルが
あちこちに乱立していて、車やバイクの交通量は凄まじい。

チャトゥチャックやナイトマーケット、メークロン線路市場、
水上マーケットと様々な市場に出かけましたが、
私個人的には水上マーケットが一番良かった。
船の上で商売しているその姿はタイに根付いた暮らしそのもので、
そこでしか見れないローカルの暮らしに惹かれます。
(と言いつつ、少し観光地化されてましたが・・・)

酷暑でヘトヘトでしたが、アユタヤの遺跡巡りは行ってよかった。
ビルマ軍に敗れた無惨な仏像の姿が残っており、日本でいうところの
廃仏毀釈の光景が圧倒的なスケールであるもんだから、
なんとも言えない複雑な気持ちになりました。

現地在住のタイ人ガイド付きツアーもとってもよかった。
なかなかゆっくり・詳しく地元のことを聞く機会がないので、
タイの暮らしや観光のことをあれこれ聞けてとてもよかった。
(現地のガイドさんがいるといないでは、旅の充実度が格段に違います)

中でも、日本とタイにおける仏教や国王(日本でいう天皇陛下)に
対する考えの違いは面白かった。
タイの人にとって仏教は心の支えであり、僧侶は修行だけに留まらず
普段の生活においても厳しい試練が課されている人で、
托鉢の文化があり生活の中で優先的な位置付けがなされています。
(交通機関における優先席など)

国王は地域のいたるところに肖像画が飾られていて、
「前の国王は本当に人徳のある人で素晴らしい人だった」と
ガイドさんが熱心に話す姿を見て、改めて国王はタイ国民の
精神的な支柱なんだと日本における天皇との違いを感じました。
(今の時代は少しその傾向が薄まっているようですが)

もう少しお寺を回ったり、チェンマイにも足を伸ばしてみたかったけど、
ちょっと時間が足りなかった。。。

バンコクのローカル食堂

週末マーケットのチャトゥチャック

船に乗って小旅行へ

干物が並ぶストリート

ローカル列車。車窓からは特徴的な塩田の風景。

メークロン線路市場。週末ということもあり大賑わいでした。

水上マーケット。バンコクならではの暮らしの風景。

趣あるバンコク中央駅。解体されるらしい。

アユタヤの遺跡巡り(ワットヤイチャイモンコン)

アユタヤの遺跡巡り(ワットマハタート)

ナイトマーケットは大賑わい

かつてはバックパッカーの聖地だったカオサン通り

中華街近くの日常の風景

リノベーションされた商業施設

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