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2024年度・対馬市寺泊推進事業 2024年度

Tsushima terahaku project

長崎県対馬市

プロジェクト全体の企画・マネジメント、推進協議会・運営委員会の運営、各種ツールのプロデュース・ディレクション

延喜式神社に代表される古い神社が九州で最も多い対馬市。
対馬のあちこちには現在もなお、由緒ある神社やお寺が残り、
島民の暮らしの中に信仰文化が息づいているのが対馬の特徴。

その対馬の信仰文化を次代に伝えていくこと、対馬の観光資源と
して来訪者に対馬の文化を知ってもらう機会を創出することを
目的に始まったのがこのプロジェクトです。

2023年度に対馬ならではの信仰文化である「対馬六観音」の
パンフレットを制作、2024年度は厳原に代々伝わる信仰文化
「地蔵盆」のパンフレット作りに着手。
地蔵盆は京都との人的・文化交流の中で定着したお祭りであり、
今も厳原市街地の各地域やお寺、事業者さんが自然発生的に
行っている行事で、毎年7月24日に開催されています。

このお祭りは是非ともみていただきたい、そんな美しき文化が
詰まった対馬の財産です。地蔵盆の関係者に話を聞き、点在する
地蔵盆を見て歩き、「地蔵盆マップ」として完成しました。

対馬六観音も具体的な受入に向けてあれこれと試行錯誤。
対馬六観音ののぼりやステッカー、おいづるなどのツール制作
の他、それぞれの六観音の所有者の皆様とお会いして、
取組みの趣旨をお伝えして連携体制を構築することができました。

加えて、12月には京都から狂言師の河田さんをお招きして
対馬六観音×狂言の可能性を模索、1月には地元の観光関係者・
ガイドを招いての対馬六観音まいり研修を実施。
今後の対馬六観音の可能性を色々と見つけることができました!

そして、数年にかけてリサーチ→構想作り→事業計画作りを伴走してきた
対馬寺泊第2号の「宿坊・国昌寺」が3月に開業しました!
国昌寺さんは厳原市街地から徒歩で移動でき、しかも山々に囲まれた素敵な
景観とのんびりした時間、そして和尚お手製の朝ごはん、数々のユニークな
体験プログラムと、対馬ならではの滞在拠点として是非おすすめです!

このプロジェクトを支えるのは、対馬にいる和尚さん達。
毎回の会議がとても楽しいし、信仰の大切さを実感します。
日本って素晴らしいなーって感じます。
さて、来年度はどんな動きが待っているのか楽しみです。


(地蔵盆パンフレット・制作チーム)
・全体監修:佐藤 直之(ルーツアンドパートナーズ)
・ディレクター:古川 詠子(ルーツアンドパートナーズ)
・カメラマン:太良 仁(TARA ARCHITECTS)
・デザイナー:藤井 雄太(FG)
・イラストレーター:大野 沙絵
・ライター:古川 詠子(ルーツアンドパートナーズ)
・コピーライター:表野谷 理差

(対馬六観音ツール・制作チーム)
・全体監修:佐藤 直之(ルーツアンドパートナーズ)
・ディレクター:古川 詠子(ルーツアンドパートナーズ)
・デザイナー:藤井 雄太(FG)

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