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先週末、「国内旅行業務取扱管理者」の試験を受けてきました。

資格といえば、20代前半に合格した
「カラーコーディネーター2級」以来だから、
もうかれこれ20年ぶり・・・

まちづくりを生業とする中で、
「観光まちづくり」を切り口・テーマとするプロジェクトが
近年増えてきています。

地元の人達と地域の宝を再発見し、
地元の人材と資源を活用した新たな観光サービスを構築する上で、
常に出口のところでこの旅行業のハードルにぶち当たることが
ありました。

また、このコロナ禍において観光業は大ダメージを受けており、
観光を通してもう一度地方を盛り上げていきたいという想いが
ふつふつと湧いてきています。

まずは旅行業のことを学ぼうと、この資格にチャレンジ。
「旅行業法」「約款」「国内実務」という3つのテーマに
分かれていて、法律と約款は旅行商品や宿泊・運送サービスを
提供販売する上での基本的な考え方を習得します。
国内実務は、JR・飛行機・貸切バス・フェリーの運賃計算と
47都道府県の主要な観光資源、世界遺産、国立公園、ラムサール
条約の知識を習得します。

旅行業法と約款は、旅行者の保護と旅行業者の適正な運営という
大きな考え方とポイントを抑えれば、あとはひっかけ問題に
捕まらないようにすればなんとか応用がききます。

一方で国内実務は、JRの運賃計算が非常に複雑であり、
国内の観光資源に至っては47都道府県の主要な観光地やお祭り、
伝統工芸、食文化など、かなり広範囲な知識を問われるので
覚えるのがかなり大変です・・・
旅行に行ったことがない都道府県に至っては予備知識ゼロなので
最初はもうちんぷんかんぷんで、せっかく覚えるなら楽しんでと思い
ネットで調べて「こんなところなんだ〜」と旅行者の立場になって
視覚的に覚えていきました。

で、試験本番。想像以上の受験者数にびっくり。
中でも学生が多くて、大学の先生が応援に駆けつけていたのが印象的でした。
(記憶力から考えると、学生のうちに合格してた方が良いでしょうね)

さて、結果はいかに!

(佐藤 直之)

1ヶ月近くみっちりと準備を重ねて挑んだ長崎県対馬市
の観光振興計画のプロポーザル、
競合ひしめく激戦を勝ち抜いて採択していただきました!

先日対馬市担当課との初回打合せをオンラインで開催し、
いよいよプロジェクトがスタート。
という矢先のコロナウイルス感染拡大・・・
対馬に伺えるのはちょっと先になりそうです(涙)

対馬とのご縁は大学時代まで遡ります。
当時、私とスタッフの宮崎が所属していた大学の研究室で、
対馬市厳原町中心部の景観ルールづくりや景観に配慮した
道路づくり等の住民参加型まちづくりプロジェクトに関わっていました。

何年にもわたって対馬に通い、地元の人たちと一緒にお酒を飲み、
美味しい海産物を食べさせてもらい、民宿やご自宅に何度も泊まり、
楽しい記憶が蘇ってきます。
中でも、韓国との交流が深い対馬ならではのお祭り、アリラン祭りに
衣装を着て参加したのは貴重な経験となりました。

大学時代に参加したアリラン祭り

その大学時代にプロジェクトで通った対馬に、
またこうして関わることができて本当に嬉しく思います。

プロポーザルの提案にあたって、改めて対馬を訪ねて、
島全体を巡りました。

対馬のあちこちに広がる多島海の絶景、透き通った綺麗な海。
コアな釣り好きを魅了する豊富な漁場と新鮮な海産物の数々。
日本の国防の最前線としての役割を果たした圧倒的な歴史遺産。
とんちゃんやアリラン祭りなど、大陸との交流で生まれた地域文化。

厳原ばかりに通っていた大学時代には知り得なかった
対馬の魅力や個性が次々と浮かび上がってきました。

対馬の絶景(烏帽子岳展望所)

対馬の美しい海(三宇田浜海水浴場)

対馬の美しい海(赤島)

対馬の新鮮な魚の数々

とんちゃん焼き

観光名所の和多都美神社

歴史ロマンと風情が残る金田城跡

対馬は要塞ワンダーランド(姫神山砲台跡)

対馬は要塞ワンダーランド(豊砲台跡)

まだまだ行くことができなかった場所、
地元住民の方々に話を聞けばもっともっと対馬の
魅力が再発見できるんでしょう。

どんな対馬が浮かび上がり、対馬をどう楽しんでもらうのか。
まずは地元で観光を営む事業者の皆さんや関係者の皆さんに
話を聞きながら、対馬の観光の輪郭を描いていければと考えています。

また、対馬の観光を考えるにあたっては、
「どんな島旅が提供できるのか?」
立地や交通アクセス、コンテンツを含めた総合的な見地から、
「対馬ならでは」を考えていかねばなりません。

そう、壱岐や五島、沖縄、奄美、屋久島などなど、
九州・沖縄の島との差別化を図ることがとても重要に。

特に壱岐は立地的に近く、「壱岐・対馬」と同列で語られることが
あるため、壱岐からもう一歩足を伸ばして、壱岐ではなく対馬を
選んでもらうための戦略とコンテンツが必要だと思います。

ということで、先週末は壱岐へと視察に行ってきました。

あちこちに広がる美しいプライベートビーチの数々、
大人気の無人島体験、新鮮で美味しい海産物、
焼酎に加えてアイランドブルワリーという新たなる挑戦、
そして温泉と、いやぁ壱岐も魅力的なところがたくさん!

あちこちに広がる美しいプライベートビーチ

自然の地形美が織りなす辰の島

島の新たなチャレンジ、素敵です

民宿では質量ともに盛り沢山のお魚が提供

多くの学びがありました。行ってよかった。
きちんと対馬のためにフィードバックしていきます。

(佐藤)

この度、トヨタファイナンスのゴールド会員向けの会員情報誌Harmonyの
最新号(Summer 2021)にて、「NIPPON 地域のとりくみ」の巡る人を
担当させていただきました。

巡った先は、福岡県糸島市。
糸島市は目と鼻の先でよく自転車乗りに行ってますが、仕事ではほとんど
接点がなく、どんなまちづくりをしているのか全然馴染みのないエリアでした。
今回、ユニークなチャレンジをする糸島人にたくさん出会うことができて、
改めて糸島の可能性を実感しています。

E-BOOKから読めるみたいですので、ご興味ある方はぜひ!

Harmony E-BOOK

(佐藤 直之)

昨年度の事業実績(works)を更新しました。
主要なもののみですが。

新型コロナウイルスの影響で4・5月は
ほとんど動けませんでしたが、それから徐々に
お仕事のご縁をいただいて、最終的には15件の
プロジェクトを遂行することができました。

これも関係者の皆さんに支えられてこそです。
本当にありがとうございます。

昨年度で終わったプロジェクト、今年度も引き続き
ご支援するプロジェクトありますが、
あらためて地域・人との出会いは弊社の財産です。

4月は前年度のプロジェクトが終了した直後の
落ち着いた時期であり、まちづくりや地域の
ブランディングに対する感覚や知見を養うために
毎年視察に行きます。

コロナウイルスの感染拡大によって残念ながら
海外にはいけません(まさか2年も続くとは・・・)。
今年は去年のリベンジで、四国〜しまなみ街道〜尾道の
アウトドアコンテンツ視察へ行ってきます。

四国では高知のキャンプ場、尾道ではずっと行きたかった
サイクルツーリズムの聖地・ONOMICHI U2へ。
こうしてお金を払って実際に現地を観に行くこと、
体感することが、私達のまちづくりの企画・提案の幅を
広げる大切なストックになります。

見聞をしっかりとプロジェクトにフィードバックします!

(佐藤 直之)

※写真はつい先日、ロードバイクを始めて最初の目標地であった
 唐津へ行ったときの写真です。唐津はやはりポテンシャル高い。

糸島半島の先っぽ、初めて出会った美しい風景。

春の虹の松原、最高に気持ち良いです。

唐津ライドのゴールは唐津城!

2021年4月1日、起業して9年目に突入しました。
もう1年で10年目!!!

この8年間は、1つ1つの仕事、地域とのご縁を大切に、
基本仕事を断らずにがむしゃらに突っ走ってきました。

起業のはじまりは佐賀県唐津市からで、そこから長崎県の
佐世保市や東彼杵町、大村市、嘉麻市、直方市、筑紫野市、
高原町など、まちづくりや観光のプロジェクトに携わり、
独立前からカウントすると唐津市と佐世保市はもう
15年近く継続的にまちづくりのお手伝いをしています。

また、様々なまちづくりプロジェクトの中で、
全体監修の立場から全体のプロデュースやコーディネートを
する機会に恵まれ、建築家やデザイナー、カメラマン、料理家など
様々な専門家と協業してきました。

こうした専門家とのネットワークは、ルーツの提案やまちづくりの
奥行きをぐっと広げてくれて、弊社にとってはなくてはならない
パートナーとなっています。

そうした協業の中で、まちづくりの監修やコーディネートに留まらず、
地域プロジェクトや中小企業のブランディング、プロモーションの
ご依頼を受ける機会も増えてきております。

一年一年、不安と期待に一喜一憂しながらも、
クライアントの担当者や地域の皆さん、専門家パートナーに支えられながら、
こうして今までやってこれたんだなぁと感謝でいっぱいです。

でも・・・
一年前ほど前から世界で流行し始めたコロナウイルスの感染拡大で、
社会や地域は大きな変化を余儀なくされました。
3密回避、リモートワーク、オンラインショッピング、オンラインイベント、
マイクロツーリズム、ワーケーションなど、私たちの仕事に関わる分野では
こうした新たな概念が生まれ、まちづくりや観光の分野で求められるニーズも
ますます多様化してきています。

この多様化が求められるウィズコロナ、ポストコロナの時代に、
果たして私達ルーツとしてはどういう価値を提供し、貢献できるのか?
プロジェクトを伴走しながらも悩んだ一年でした。

まだ明確に「これだ!」と言える答えは見つかっていません。
そんなに簡単に見つかるものではないと思っていますが、
でも何も考えず、行動せずに、ただ時代に身を任せることはしたくない。

今私自身がおぼろげに感じていること。
・人と人が交流する「リアル」の場・価値をもっと提供していきたい。
・流行を追わず、変わらないことを大切にしていきたい。
・経済成長だけではない、地方の豊かさ・あり方を定義し、実践したい。
・会社の看板となっている、日本=地方の「ルーツ」をもっと掘り下げ、
 私達なりの視点と実践を持ってローカルの魅力を伝えていきたい。
・地方との交流や日々の暮らし・子育ての中で感じている私達なりの
 ライフスタイルを再構築し、自ら実践していく場を作りたい。

どういう形で実現していくのかはまだまだ会社のスタッフとも
議論する必要があるし、もっといろんな人や本、映画、旅と出会って、
自分たちの可能性を広げていきたい。
世界は広い!その先に何があるかワクワクする未来を拓きたい。

9年目のルーツは、ただがむしゃらに進むのではなく、
「ルーツなりの視点」「ルーツなりの価値」をアウトプットする
試行錯誤の1年にしていきたいと思います。

変わらぬお付き合いをどうぞよろしくお願いいたします。

(佐藤 直之)

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