Roots

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昨日今日と京都府綾部市の正暦寺へ。

私自身は2回目の訪問。
今回は対馬市の寺泊実現に向けて、
対馬市のお寺の住職さんとやってきました。

いやー、改めて百聞は一見にしかず。
1年前に来た時から、サービスやおもてなし、
宿の設え、食事とバージョンアップしてました。

玉川住職のお話はいつもストンと落ちてくる。
私自身幼少の頃からお寺に行ったり、特定の宗派が
あるわけではなかったので、言わば仏教とは無縁の人生を
送ってきました。

こうして寺泊の仕事に関わらせていただき、
そして人生の分岐点であるミドルエイジに差し掛かる中で、
仏教の中で伝えられてきた倫理や禅の教えが現代人にとって
とても大切なのではと気付かされます。

最近はメディテーションブームもあって、
欧米からたくさんの方がわざわざやってくるそうです。
旅慣れている欧米の方は、その土地に根付く暮らしや文化を
学びたいという知的好奇心が強くて、
日本人よりも日本文化のことを理解しようとしているのかもしれない。

でも、本当は日本人にとって継承すべき大切なのに。
決して仏教の教えを押し付けるのでなく、現代の人たち、
これから日本で生きて行く人達に対して必要な仏教を通した倫理や
生き方を伝えたいという玉川住職の考えにはとても共感します。

住職のお話や仏教体験、命の大切さを感じる食事、お寺の中で
過ごすという、あらゆる五感を通して精神統一、自分脱皮ができるのが
寺泊の魅力なんだと思います。

そういう日本ならではの旅のあり方がもっと広がっていけば良いし、
対馬の新たな旅の目的に定着すれば尚よしです。

充実したインプットツアーでした!
4月には家族で鳥取の寺泊に泊まりに行く予定です。

(佐藤 直之)

3連休、1泊2日の弾丸ツアーで島根へ。
福岡から片道5時間、車でひとっ飛びしてきました。

目的は鹿児島の知人にお薦めされた千原温泉に入ること。
温泉近くに宿をとったこと以外は何も予定を決めておらず、
行き当たりばったりな旅。

偶然にも福岡のお気に入りの飲食店で扱っている島根の地酒、
玉櫻酒造を発見して訪問。
接客してくださったお母さんとしばしお話を楽しんだ後は
昼食難民と化してしまい、何も食べれずにそのまま目的地の温泉へ。

千原温泉は、わざわざ全国から訪れるだけある湯治場。
小さな浴槽には床板の下からポコポコと炭酸ガスが湧き出ていて、
大地を感じられる貴重な体験でした。

翌日は、同じ市内にある温泉津温泉へ。
ここが新たな発見でした!
レトロな街並みをそぞろ歩きするだけでもワクワクして、
コインランドリーやサウナなど、新たにリノベーションした
物件がちらほらとできております。

たまたまSNSを見てメッセージをくれた鳥取の知人によると、
温泉津は今まちづくり的にとっても熱い場所なんだとか。
予期せぬ出会いはとっても楽しい、旅の醍醐味です。

これまた鹿児島の知人に薦めてもらった薬師湯が最高でした。
大正時代に立てられたレトロな建物は、木造の洋風建築で素敵。
温泉は言うまでもなく泉質、雰囲気バッチリで、お風呂上がりに
屋上へ上がると、そこはフィレンツェの街並み。
石州瓦で統一された街並みが一望できるのです。

そして最後に立ち寄った石見銀山。
世界遺産だけあって観光客がたくさん来ておりました。
本当はゆっくりと街歩きをしたかったのですが、
大学の後輩から薦めてもらった「郡言堂」に絞って来訪。

ここがまた素敵なんです。
いくつも書籍を出しているオーナー夫婦が始められたお店は、
もういちいちセンスが良くて。
特に、中庭の作り方、古民家の手の入れ方は素晴らしかった。
ずっと居たくなる、最高の居心地でした。

これまで週末旅といえば九州が多かったけど、
こうして足を伸ばしてみるとまだまだ素敵な地域がたくさんありますね。
たくさんの発見、学び、癒しがある旅になりました!

英気を養って、今週の出張ラッシュに励みます!

(佐藤 直之)

道中に立ち寄った玉櫻酒造

千原温泉、泉質、雰囲気ともに訪れる価値あり。

温泉津はレトロな街並みで歩くのが楽しい

ユニークなリノベーション事例

コインランドリーにリノベした物件

温泉津にある薬師湯はレトロな建物で一見の価値あり

薬師湯の屋上から見た景色はまるでフィレンツェ

石見銀山の街並み

郡言堂本店

郡言堂の空間はとっても居心地が良い

先週末は上天草市の釣り×観光プロジェクトの視察で、
北九州市へ。

釣りをフックに、遊漁船や宿泊、飲食に関するサービスを
ワンストップで提供する「北九州釣りいこか倶楽部」さんは
上天草市の取り組みの参考にしていて、実際にその魅力を
体感すべく関係者と一緒に行って参りました。

私都会で育ったこともありろくに釣りをした経験がないまま
九州にやってきて、キャンプや登山をはじめとする自然体験は
生活の楽しみとして謳歌しているものの、釣りってなんとなく
ハードルが高い、道具揃えないといけない、コアなファンの趣味と
どこか敬遠しているところがありました・・・

本格的な初の釣り体験が遊漁船。
早朝6時出港→15時帰港というハードなスケジュールを前に、
船に酔わないか、釣れるのか、無事に帰って来れるのだろうかという
不安がつきまとい、懇親会も早々に切り上げて早めに就寝。

念のために酔い止めを飲んでいたのが大正解でした。
さすがの玄界灘、遊漁船の船長は「今日は凪な方やわ」と言ってたけど、
出港するや否やグワングワンと波打ち、目的地までの乗船はまさに修行・・・
私は酔い止め薬のおかげで終日全く船酔いはありませんでしたが、
乗船客の数人はすっかりダウンしている人もいて。。。

目的地に着くとガイドさんが初心者の私に丁寧にレクチャーをしてくれて、
ドキドキするなか最初の一投。今回はタイラバでの釣りを体験しましたが、
底に落として、引き上げて、また落としてというルーティンを黙々と。
竿にビビッときたような気がしてあげると全く魚は釣れておらず、
そんなことを繰り返しているうちにやっと引っかかった!とあげると
フグそしてエソ・・・釣って食べるものではないらしくそのままリリース。

場所を変えてまたリスタート。
買ってきたおにぎり買ったり、飲み物飲んだり、各自休憩をとりながら、
でも基本的には黙々と釣りをする御一行様。
気がつけばあっという間に時間がたっているし、同じルーティンの作業に
無心で没頭している自分がいます。

そしてついに釣れました!レンコダイ。
その後にワンサイズ小さめのレンコダイが釣れて、
この日最大の大物であったイトヨリは直前で逃してしまい(涙)、
私の初の釣果は2匹でした。

この日は珍しく釣果があがらなかった日のようで、
船長さん色々と場所を変えてトライしてくれましたが、タイムアップ。
帰港したのは予定時間より1時間遅れての16時。
その後、釣ったお魚の半分を港の目の前の飲食店に預けて、
近所の温泉でしばしの休息。

ヘトヘトに疲れた私たちを迎えてくれたのは、見事な絶品料理でした。
釣った魚を見てその場でメニューを考え、わずか1時間半で料理として
提供してくれる。なんとも素敵なサービスだ。感動しました。

初の遊漁船体験は相当にハードでしたが、とっても充実した経験となりました。
そして宿泊→釣り→温泉→食事という、北九州釣りいこか倶楽部さんがコーディネート
するサービスを実際に体験して、その魅力を肌で感じることができました。

上天草市でも、9月・10月に釣り×観光の魅力を実際に体験してもらう
モニターツアーを開催していきます。

「永遠に幸せになりたかったら、釣りを覚えなさい」
中国の諺の意味が少しだけわかったような気がします。

(佐藤 直之)

2022.07.25 / trip

初・屋久島!

7月に入って、なんやかんやと慌ただしい日々。

今年度案件の打合せや出張、新規案件の相談・提案、
プロポーザル提案書の提出・プレゼンなどなど、
いろんなことが一気に重なって久々にバタバタと。

それもこれも、毎年恒例になってきている
「夏の思い出・島旅」に行くことになったから、
その皺寄せがきていたという方が正しいかもしれない。

今年は屋久島へ。私自身、初の屋久島です。
行く前は最悪の天気予報。
行っても何もできずに帰ってくるのかと絶望感漂う中で
向かいましたが、基本雨の中でもやむ時間帯があって、
海、沢登り体験、そして最大の目的であったトレッキング
やりたいことは全てコンプリートできました!!!

島の雰囲気やおもてなし、宿、体験コンテンツと、
今回の島旅も学べることがたくさんありました。
きちんとフィードバックしていきます!

そして今週は出張オンパレード。
対馬→上天草→佐世保と、九州を縦横無尽に駆け巡ります!

(佐藤 直之)

週末は登山で阿蘇へ。

久しぶりの草千里、やっぱり阿蘇は阿蘇だなー。
九州が誇る美しい景勝地です。

草千里が浜の周りをぐるっと登る、
低山の烏帽子岳は適度なアップダウンと
様々な角度から阿蘇の雄大な景色を楽しむことが
できてオススメです。
山頂で食べるラーメン、おにぎり、コーヒー、
これまた最高ですね。

阿蘇からの帰りに偶然通った米塚は、清々しいグリーンが綺麗で、
シルエットが札幌のモエレ沼公園のピラミッドとそっくり。
阿蘇はいつ行っても新たな発見があります。

梅雨が明けて、もう既に酷暑の毎日。
これだけ暑くなると、キャンプや登山もそろそろ厳しいかなー。

子どもたちが大きくなる前に、できるだけ九州・全国各地の
ローカルを訪ねて、美しい風景や自然・文化を共有したい。
日本の良いところを一緒に探して、体験したい。

地域の未来、日本のオリジナリティを支えるのは、今の子供たちだから。

(佐藤 直之)

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