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対馬6観音詣り

2023.03.16 / project

対馬市の寿福院・大西住職に色々とお話を伺っている際に話にあがった対馬6観音。

僧行基が唐からの帰り道に対馬に立ち寄って6体の観音様を刻んだことが由来で、その観音様が対馬の各地域の神社やお寺に祀られています。

かつてはその6観音詣りが盛んであって、青年達が旧正月の11日を待って、男女連れ立ってお詣り
する習わしが対馬にありましたが、その文化も消えつつあります。
その対馬の文化を復活できないかという話で盛り上がり、先日大西住職のアテンドのもと対馬市、観光物産協会のスタッフと一緒に6観音詣りをしてきました。

6観音が祀ってある神社やお寺は、その集落の中にひっそりと立っています。決して豪華主義・商業主義に走ることなく、暮らしを静かに支え、豊かな緑に囲まれ、美しい石垣や歴史を感じる御神木があり、その佇まいはとても美しい。

それぞれの観音堂や集落に特徴があり、周辺には宗家の歴史や元寇の舞台も巡ることができて、6観音を起点に回る対馬の歴史旅は気持ちが整います。

また1つ、対馬の可能性が拓いた。
どう具現化していくかはこれからのお楽しみです。

(佐藤 直之)

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