今回のアメリカ視察旅のメインコンテンツとなったのがドライブ。
サンフランシスコ拠点でヨセミテ、ナパバレーに行くのは公共交通では限界があるし、
サンフランシスコ発着のツアーだとゆっくりと楽しむことができない。
となれば解決策は1つ、レンタカーを借りてのドライブ旅。
海外でのドライブ旅は2回目ですが、1回目のスイス旅では痛い目に遭いました。
ダウンタウンでレンタカーを借りて、運転に慣れないままに高速道路に乗って、
すぐに速度違反のライトが光って・・・スイスは速度にうるさくて、ちょっとでも
制限速度を超えると罰金なんですね。事前に交通事情を調べずに行った私に責任が
あるんですが、今回はその反省を踏まえてしっかりと予習していくことを決めました。
まずはレンタカー選び。数あるレンタカー会社の中で、滞在拠点としていたダウンタウンの
ホテルから近いレンタカーはアラモ、ハーツ、バジェット、色々とあります。
あとは訴訟社会のアメリカなので保険はちゃんと加入しておいた方が良いこと、ガソリンの
満タン返しをしなくても良いサービスがあることをネットで調べて、あとは価格が安いところ
として選んだのがアラモレンタカー。後述しますが、結果アラモでよかった!
あとは地球の歩き方の「アメリカドライブ」の書籍やYoutubeを駆使して、
交通標識やガソリンの入れ方、高速道路の乗り方、駐車方法をみっちり予習。
予習は予習、結局は現地に行って車に乗ってみないとわからないのが海外の運転。
ヨセミテへ出発する朝、サンフランシスコのダウンタウンにあるアラモレンタカーの
事務所に開店前に到着したらすでに何組か順番待ち。
オープンするとスムーズに手続き完了、返却する場所が違うと言われたので後々
慌てないように返却場所をリサーチ。

さぁこれで出発だ!と、レンタルしたカーナビの電源を入れて目的地を設定しようとしたら
なぜか目的地のヨセミテが全く出てこない。あれこれしたところで結果は同じ。。。
こういうときのためにeSIMを契約しておいてよかった。
google先生に登場してもらい、スマホホルダーを装着して、気を取り直していざ出発。
ダウンタウンは人通りもあるし、道もあまり広くないしで少々緊張しながらの出発。
右側走行はやはり慣れておらず、なぜか右側に寄ってしまうのはなぜだろう。
ウインカーも日本と逆で少々慌てる。左折の信号が出ているのになぜか前の車が発信しない。
あれ?なんで?そうか赤の矢印ではいかないのか、とかすでに街中で応用編に遭遇して
わちゃわちゃし始めている矢先にハイウェイに。
ハイウェイに合流するやいなやビュンビュン速度を出すわ、ガンガンクラクションを鳴らすわで
焦りマックス。そうそう焦っている時は一番右側の車線にいれば良い。大丈夫と落ち着いていたら、
今度は一番右側の車線が急に出口の道になっていて本線に戻り切らずに一度は出口に。。。
ってな感じで最初のダウンタウン→ハイウェイのドライブは雄大な景色を見る余裕が全くありません。




なんとか高速を降りて、田舎町の一般道あたりから慣れてきました。
高速を降りて試したかったのがガソリンの補給。一番最初はメジャーなガソリンスタンドの
chevronへ。アメリカのガソリンスタンドは基本ほぼセルフ。
地球の歩き方やYoutubeでは日本のクレジットカードは使えない、使えた場合でもZIPコード
(アメリカ滞在先の郵便番号)が求められるので、スタンドに併設されるストアで必要な金額を
伝えて利用する必要があると記載がありましたが、chevronは普通にAMEXカードが使えました。
ガソリンの種類もいくつかありましたが、私たちが給油したのはベーシックがレギュラーガソリン。
結局合計で4回給油しましたが、2回はchevronでクレジットカード決済、2回はヨセミテ国立公園に
行く道中のガソリンスタンドでストアにお願いしての現金決済(クレジットカードが使えなかった)。
そこまで難しくはありませんでした。アメリカのガソリンスタンドはコンビニみたいになっていて、
トイレも利用できてとても便利でした。
ドライブ2日目のヨセミテ滞在からはすっかり運転にも慣れてきて、日本にいる時とほぼ同じ感覚に。
カリフォルニアは道幅も広くて、とても運転しやすかった。
特にヨセミテ→ナパバレーに行く道は日本でいう農道みたいな自動車道がずっと続いていて、
途中VISTA POINTがあったり、牧場や風力発電、阿蘇みたいな雄大な自然の風景が広がって、
とても気持ちの良いドライブでした。




快適なドライブの最終日。
ナパバレーからサンフランシスコのダウンタウンに戻るルート。
高速道路の運転も行きより全然慣れていて、ダウンタウン直前のゴールデンゲートブリッジを堪能。

最後の難関と思っていたのがダウンタウンでの駐車。
最後の2日間宿泊するホテルに荷物を一旦下ろしてからレンタカーを返却する予定で、
ホテルの駐車場は1泊70ドルもするので、一般的な有料駐車をしてと考えてました。
が、ホテルの位置するチャイナタウン周辺は道は狭いし、駐車できるスペースが見つからないしで、
結局ホテル周辺をぐるぐるぐるぐる回り、最後は諦めてレンタカー屋に直行。

結局、有料駐車だけは体験できずに返却となり残念でした。。。
返却する際、「レンタルしたカーナビ(向こうではGPSという)がヨセミテの情報入ってなくて、
使えなかった。自分のスマホでgoogleナビしたよ。」と話したら、
「わかった。では、カーナビ代は返金するよ!」って。なんと親切な対応、アラモいいですね!
カリフォルニア内のドライブでしたが、それでも十分にアメリカドライブを堪能できました。
ジャックケルアックの「オンザロード」のように、アメリカを横断するドライブはもっともっと
エキサイティングなんだろうなー。その時は1ヶ月くらい必要ですね。ぜひトライしたい。