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俵ヶ浦半島活性化プロジェクト 2018年度

Tawaragaura Peninsula Revitalization Project

長崎県佐世保市俵ヶ浦半島

全体監修、ワークショップ支援、資料作成、事業プロデュース・監修、 デザインディレクションなど

地域素材の発掘・可能性の検証に繋がった「トレイルコース整備(2013-2015年度)」、半島活性化の指針となる「俵ヶ浦半島未来計画づくり(2016年度)」を踏まえて、2017年度からは俵ヶ浦半島未来計画に沿ったチーム俵の活性化プロジェクトが始動。
多種多様な取組みが同時進行で行われ、メディアにも多く取り上げられました。

チーム俵の部活単位で取り組んだ活性化プロジェクトをさらに進化させるため、2018年度からは「新たな出会い・交流・変化」をテーマに取組みを加速化。
事業のノウハウを持つ企業や個人、佐世保や俵ヶ浦半島の応援団となってくれるファンとなる外部人材と連携しながら、地域が自立するための仕組みづくりへの挑戦と観光・移住の受入体制を強化し、継続的な地域づくりに向けてのヒト・モノ・カネの循環を作ることを目指しました。

それぞれの事業において、佐世保市や集落支援員、地域おこし協力隊、各種専門家との協力体制を構築しながら、俵ヶ浦半島未来計画に沿ったチーム俵による活性化事業を実施。

「俵ヶ浦半島の仕事作り・稼げる化」を目的とするご当地部では、2018年度の目玉として、半島の稼ぐ化・玄関口の1丁目1番地となる「半島キッチン ツッテホッテ」をリニューアルオープン。

オープンした半島キッチン ツッテホッテ
オープンした半島キッチン ツッテホッテ
ツッテホッテの看板商品、俵コロッケとフィッシュ&チップス
ツッテホッテの新商品の開発


オープン直後の集客は苦戦が続いたものの、クルーズ船によるインバウンド客が増えて経営も改善。
メディアにも多数取り上げられて、半島の拠点としての知名度も上がっていますが、地元食材を活用したブランディング、地元の利用拡大などまだ課題も残っています。

また、半島キッチン ツッテホッテの運営と並行して、半島食を活用した地域参加の仕組みづくりにも挑戦。

半島における農産物生産者と栽培状況を調査した上で、半島生産者との意見交換会を開催して食による活性化のあり方を模索しました。その中で生まれたアイデアが「ハーブプロジェクト」。
専門家の協力を得ながら、地元発信の取り組みが加速しています。

半島生産者との意見交換会の様子
ハーブプロジェクト

「俵ヶ浦半島訪問者の増加、景観維持」を目的とするトレイル部。
2018年度の大きなミッションの1つが、俵ヶ浦半島開発協議会が開催してきた「展海峰ウォーキング」の主体を継承して継続開催すること。
慣れない準備・運営ながらも無事に開催することができ、継続するための知恵も少しずつ蓄積されつつあります。また、コースの草刈り、ベンチ作り、展海峰発着のモデルコースの整備にも取り組み、半島の景観を生かした受け入れ環境が徐々に整ってきています。

チーム俵主体によるウォーキングイベントの初開催
チーム俵主体によるウォーキングイベントの初開催

「俵ヶ浦半島内の学校の利活用」を目的とする学校部では、2017年度に廃校利活用計画を作成して佐世保市に提出。
2018年度以降の廃校利活用については佐世保市にバトンタッチしつつ、チーム俵としては将来学校を活用してくれそうな「半島ファンになり、新たな事業化の種を蒔く」関係人口づくりに取り組みました。

鎌倉を拠点に出会いの場や地域間交流を手がけるカンバセーションズさんと連携して、在京者へのPRを目的とした「東京と佐世保ミーティング」、半島のプロジェクトの種を作り、人材ネットワークを創出するための「俵ヶ浦半島ツアー&アイデアソン」を開催。
参加者によって様々なプロジェクトアイデアが生まれ、その中での出会いから半島発の地域プロジェクトも始動しています。

定期開催するネットワーク会議の様子
高千穂町秋元集落への視察の様子
東京と佐世保ミーティング

「地域の移住・起業支援」を目的とする住まい部では、利活用可能な空き家の確保と移住希望者の受け入れ体制の整備を行いました。
空き家の掘り起こしや移住希望者への半島案内、させぼ移住サポートプラザとの連携など、すぐに成果が出ない厳しい状況の中でも、できることから進めています。

「半島のファンづくり」を目的とする宣伝部では、各種媒体・メディアを駆使したメディアミックス戦略と発信を展開。
半島TIMESの制作・発行(12号をもって一旦終了)、ホームページのリニューアル、SNSによる発信、新聞・雑誌・テレビ・ラジオなどのメディア露出を行い、半島の知名度も向上しています。

俵ヶ浦半島ツアー&アイデアソンの様子
俵ヶ浦半島ツアー&アイデアソンの様子
俵ヶ浦半島ツアー&アイデアソンの様子
釣り&カヤック体験モニターツアー
釣り&カヤック体験モニターツアー

半島未来計画をもとに動き出したプロジェクトは、外部の人材・目線による化学反応を通じて新たなステージへ。
地域住民が主体となり、稼ぎ、自立できるまちづくりを目指して、今後も引き続きお手伝いをしていきます。

俵ヶ浦半島トレイル・イラストマップ
俵ヶ浦半島TIMES
リニューアルした俵ヶ浦半島のホームページ

(俵ヶ浦半島活性化プロジェクト)
主体:チーム俵
支援:佐世保市政策経営課・都市政策課、佐世保市観光コンベンション協会
地域コーディネート:集落支援員 富田 柚香子、地域おこし協力隊 久米川 泰伸
全体監修、広報戦略・ディレクション:株式会社ルーツ・アンド・パートナーズ
ツッテホッテブランディング・空間デザイン:アオバト 前崎 成一
ツッテホッテ飲食コンサルティング:Q’s works 小野 聖史、近藤 直子
地域間交流コーディネート:カンバセーションズ
半島TIMES、ホームページ、トレイルマップのデザイン制作:株式会社NO PLANNING

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