天草つろう旅実施体制構築事業 2023年度
Kamiamakusa fishing-tourism project for beginners
熊本県上天草市
プロジェクトの企画・進行、実行委員会の開催運営、事業計画づくり、プロモーションツールのディレクション
欠航率の少ない穏やかな上天草の海を活かして、釣りビギナーに
もっと来てもらって観光を盛り上げたい。
釣×食×泊の3つが融合した上天草ならではの観光サービス、
それが天草つろう旅。
2022年度に産声を上げたプロジェクトの2年目は、モニターツアー
で検証したことを実際のサービスや事業として作り上げ、
ウェブサイトを通した情報発信、お客さんを迎え入れるための実施体制
を構築することを目的にプロジェクトを実施しました。
遊漁船事業者、鮮魚店、飲食店、釣具店、宿泊施設、地域おこし協力隊が
参加する「天草つろう旅実行委員会」で議論を行い、具体的な展開を考えます。
2年目となる実行委員会、とても雰囲気がよくチームワークも生まれています。
観光サービスの実装化に向けて課題となっていた旅行業の有無。
上天草に旅行業の免許を持つ旅行会社がないこと、手数料を支払うよりは
この実行委員が中心となってオリジナルの商品を作っていきたいという思いから、
日帰りでも利用可能なビギナー向けの遊漁船午後便+フィッシングガイド+
魚捌き・処理+釣った魚の飲食サービスがオプションで選べる「カスタマイズプラン」、
宿泊施設がセットになった「おまかせプラン」の2種類を作って実装化。
(おまかせプランは宿泊施設の宿泊プランとして提供)
ビギナー向けのサービスとして特に重要視しているがフィッシングガイド。
ガイドを提供する上で、どこが大切なポイントなのか、実際にモニターを招いての検証を実施。
具体的なサービスが固まった後は、どれくらいの販売金額にするか事業シミュレーションを実施。
これが頭使いますね。お客さんのことを考えたら安くした方が良い、でも事業者のことを考えたら
少しでも利益を取らないと続けていけない。このせめぎ合い、バランスがとても重要で、何回も何回も
実行委員会で議論しました。
最終的に方向性も固まり、今年に入ってからウェブサイトやプロモーションツールを作って情報発信開始。
いろんなメディアを活用しての発信、料金を改定しての集客取り込みと、実行委員会のメンバーで
あれこれ知恵を出し合いながら試行錯誤を続けています。
天草つろう旅ウェブサイト
少しずつ予約も入って、利用者も増えています。
今年はより積極的にPRして、天草つろう旅の利用増加、利用を踏まえてのサービス改善に繋げる予定です。