寒北斗戦略&地域ブランディング 平成26年度〜
Kanhokuto Future Strategy Project
福岡県嘉麻市
ヒアリング、戦略立案、コンサルティング
30年前、「福岡で一番美味しいお酒をつくろう」と福岡県内の小売店の呼びかけで生まれた福岡県の地酒「寒北斗」。
それから30年が経ち、数々の賞を受賞し、九州の豪華列車「ななつ星in九州」にも提供され、名実ともに「福岡で一番美味いお酒」となった。
日本食が世界遺産に認定され、日本酒ブームも相俟って、今後もますます伸びていくだろう。
ただ一方で、日本酒のライバルも次々に出現したことで、明確な差別化・ブランディングをしていかなければ埋没する危険性もある。
2015年は「寒北斗」が誕生して30年目の記念すべき年。
このメモリアルイヤーを大切なターニングポイントと捉え、世代を越えて共感できる30年後のビジョンを描き、行動する。
作り手・売り手・ファン、みんなブランドを形作る大切な仲間。
みんなが共感して、同じ方向を向いて、確かな一歩を歩んでいく。
単なる地酒としてではなく、地域の食文化を語る、地域の魅力を引き出す「地域ブランド」として育て、伝え、繋がっていく。
寒北斗の30年後のビジョン「寒北斗30VISION」の提案を契機として、寒北斗酒造の戦略・事業コンサルティングを担う事になった。
まず始めたのは、30年後を担う若手蔵人達とのディスカッション。
どんなお酒をつくりたいか、誰に飲んでほしいか、自分がどうなっていたいか…たくさんある日本酒の中で「彼らがつくっている寒北斗」という顔が見えるお酒づくりができれば、自ずと酒販店もプッシュし、消費者にも伝わる。
平成27年度の具体的な事業としては、寒北斗の弱みであった情報発信に着手。
寒北斗の軸足を定め、外に向けて発信することから始め、ホームページのリニューアルとプロモーションビデオを作成した。
平成28年度初めには、「30年後の還暦にも福岡で一番美味い酒」を目指すお酒づくりプロジェクト「30VISION CULTIVATE」の第1弾となる雄町純米を発売開始。
今後は、新たなターゲット獲得に向けた商品開発をはじめ、消費者に伝えるための様々な事業を展開して行く予定である。
◎ホームページ
CL/寒北斗酒造株式会社
CD、CW/Roots 佐藤 直之
D/シュンビン株式会社 小林 永
P/フルショウタクマ事務所 古庄琢磨
E/コトコト 稲田夕佳
コーディネーター/新宅 桃之
◎ムービー
CL/寒北斗酒造株式会社
CD/Roots 佐藤 直之
AD/NO PLANNING株式会社 岡部信義
P/フルショウタクマ事務所 古庄琢磨
E/コトコト 稲田夕佳