寒北斗酒造・蔵の食プロジェクト 2018年度〜
Kanhokuto Food Branding
福岡県嘉麻市
全体監修、事業マネージメント、専門家調整
2015年に「30年後の企業戦略」を作らせていただいてから4年間、新たなファンづくり・ブランドづくりをテーマにコンサルティングをさせていただいている福岡を代表する銘酒・寒北斗酒造株式会社さん。
新たな酒米を活用した新商品づくりや情報発信をこれまで行ってきていますが、数年前から酒粕を活用した新たな食のブランド・ファンづくりができないかと検討を重ね、構想を温めてきました。
なぜ寒北斗さんが食の世界に?
それは、寒北斗さんがこれまでに作って研究を重ねてきたのが、現在流行となっているフルーティーで華やかな「香り系」ではなく、食の邪魔をせずにさりげなく食卓のそばにある「食中酒」。
食とのマリアージュを大切にするからこそ、酒粕を使った豊かな食卓を考えよう。
寒北斗の清酒にも合う料理を提案していこう。
食の世界には全くの素人であった私達は、食の専門家としてLEE惣菜研究所の李 奈美さんにコンサルティングを依頼。
酒粕を活用した食の戦略と展開イメージを具体化させ、リーディング商品となる酒粕あんぱんのプロデュースをしてもらいました。
酒粕あんぱんは地元の道の駅うすいさんに何度も試作を重ねてもらい、李さんの丁寧なプロデュースによって素晴らしい出来に仕上がりました!
また、寒北斗さんの新たな食ブランドのブランディング・デザインを行うため、アオバトの前崎さんにネーミング・ロゴづくり、販促ツールのデザインを依頼。
蔵から考え発信する新しい食ブランドとして、ブランド名は「寒北斗 蔵の食」。
各種販促ツールや酒粕あんぱん、酒粕パウダーのパッケージデザインも完成。
商品開発やブランディングと並行して、寒北斗の新たな価値づくりや将来ビジョンを伝えるためのリーフレット制作、寒北斗の食事会の企画・開催も行ってきました。
2019年春から寒北斗の酒蔵を拠点に、少しずつ地道に良いものを販売していきます。
30年間の時間軸の中でしっかりファンを捕まえて熟成させてきた寒北斗の清酒のように、ゆっくり焦らずにファンを増やしていければ良いですね。
(蔵の食プロジェクト)
クライアント:寒北斗酒造株式会社
全体監修・プロデュース:株式会社ルーツ・アンド・パートナーズ
食の戦略づくり、プロデュース:LEE惣菜研究所 李 奈美
蔵の食ブランディング・デザイン:アオバト 前崎 成一
リーフレット撮影:フタバスタジオ 山田 圭
リーフレットコピー:表野谷 理差