庵浦町お遍路トレイルプロジェクト 平成26年度
Ionoura Spiritual Trail
長崎県佐世保市
ワークショップの開催支援、トレイルのコンセプト立案、マップのクリエイティブ・ディレクション
昨年の俵ヶ浦町から始まった長崎県佐世保市の俵ヶ浦半島のトレイルプロジェクト。
今年は「庵浦町」が舞台だ。
プロジェクトの進め方と役割分担は昨年と同じで、
佐世保観光コンベンション協会が発注元、九州大学景観研究室がワークショップの運営とサインづくり、そしてRootsがトレイルのコンセプトやマップづくりを支援するというチームで進めて行った。
ワークショップでは様々な「地元自慢」が出てくる。
これが何より、地元を元気にする活力だ。
佐世保湾側の入江に位置する庵浦町。
ここには、佐世保八十八ヶ所巡り(通称:お遍路さん)の札所がいまも多く残され、御観音さまの地獄絵に代表される美しい教えはいまも子どもたちに受け継がれている。
海あり山ありの自然豊かなまちで、傾斜地に形成された集落を歩くと、小京都を思わせる美しき佇まいが息づいている。
佐世保市街地から30分でこの豊かな暮らしが味わえるなら、「住んでみたい」とさえ思う。
神宿る暮らし息づくまちで、心も体も奇麗になって帰ってほしい。
そんな願いを込めて、トレイルのコンセプトを「お遍路トレイル」とした。
写真を撮りながらゆっくり行けば、おおよそ4時間程度はかかる。
お弁当を持って、一日かけてゆっくり来てほしい。物の豊かさではなく、心の豊かさがここにはある。
CL/(公財)佐世保観光コンベンション協会、九州大学景観研究室
CD/Roots 佐藤 直之
AD/NO PLANNING株式会社 岡部信義
D/深澤デザイン 深沢博之、深沢里子、NO PLANNING株式会社 田代理沙
コーディネーター/富田 柚香子