江迎地域観光まちづくりプロジェクト 2020年度
Emukae Revitalization Project
長崎県佐世保市江迎地域
全体監修・コーディネート、景観ガイドライン作成、屋形船事業基本計画作成
2018年度に長崎県の「住んでよし・訪れてよしの観光まちづくり構想」の採択そして2019年度のアクションプランづくりを踏まえて、2020年度からは具体的な観光まちづくりプロジェクトが始動!
弊社は観光まちづくりプロジェクト全体の監修・コーディネート役として、全体の計画づくりや関係者の渉外・調整、専門家のコーディネート、江迎活性化協議会の支援、具体的なプロジェクトのアドバイスなど、年間にわたって地元の伴走を行いました。
新型コロナウイルスの感染拡大や膨大なプロジェクトボリュームもあって、まずはどの事業を優先的にするかを協議会で議論し、優先度に合わせて事業を進めていきました。
その中で、観光のキラーコンテンツに掲げていた屋形船事業が果たして事業として成り立つのか、導入可能性に向けた検討・基本計画の作成は江迎の観光のあり方を占う重要な位置づけであったため、松浦市をはじめ先進事例調査を踏まえて、数値的なシミュレーションもしながらじっくりと議論していきました。
その結果、松浦市のようにもともとの自主財源がまだ足りてない江迎で屋形船事業をすぐに実施するのは困難であるという結論に至りました。
その代わりの観光コンテンツとして考えたのが、「宿場町アップデート」。
江迎が持つ宿場町の歴史や名残、北松地区の中継点であった地の利を生かし、現代版の宿場町としてアップデート・蘇らせることを新たな柱に据えました。
その「宿場町アップデート」のパイロットプロジェクトとして、江迎のまちづくり拠点として誕生した「おおたや」の魅力・経営改善を図る「おおたやアップデートプロジェクト」を実施。
ブランディングにLightさん、空間改修にキトレペ建築設計事務所の松田さん、飲食メニュー開発に松竹智子さんによる専門家チームに依頼し、年末からタイトなスケジュールの中でおおたやのリニューアル化を進めています。
その他にも、宿場町アップデートをコンセプトにしたホームページの作成、江迎の財産である「景観」を地元主体で保全・育成していくための指針「景観ガイドライン」の作成や江迎の景観の風物詩となる暖簾づくりのワークショップ、SMOUTを活用した地域おこし協力隊の募集・江迎発信など、同時並行でプロジェクトを進めてきました。
2020年度は新型コロナウイルスの感染拡大で思うようにプロジェクトを推進できませんでしたし、どちらかというと検討・計画づくりがメインの1年になりました。
2021年度は具体的に形として「見える」プロジェクトを実施して、現代版宿場町としての実践をしていく1年に。
引き続き伴走していきます!
全体監修・コーディネート:ルーツアンドパートナーズ
屋形船事業検討・基本計画づくり:ルーツアンドパートナーズ
景観ガイドラインの作成:ルーツアンドパートナーズ、アルセッド建築研究所 清水氏、
TLA 竹林氏
ホームページの作成:Light
おおたやブランディング・デザイン:Light
おおたや空間改修:松田氏(キトレペ建築設計事務所)
おおたや飲食リニューアル:松竹 智子 氏
地域おこし協力隊募集・情報発信:SMOUT(カヤックリビング)