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なぜ地方で環境問題なのか。

2024.02.03 / thinking

先日、パタゴニアの知人からトークイベントがあるから
参加してみないかとお誘いがあった。
「地方議員という選択。暑すぎた夏。日本の気候変動対策のいま」

一見するとちょっと小難しくて、一般の人はなかなかとっつきにくいけど、
せっかくなので参加した。
私はてっきり環境問題に熱心な地方議員が来ると思いきや、
鹿児島や東京で環境問題やジェンダーフリー、SDGsに取り組む
20代の若手の方が登壇。

最初は正直「???」とイベントの趣旨が理解できずに
困惑したが、話を聞いているうちに色々と妄想が止まらなくなる。

・以前長崎県の農山漁村の委員会に参加したときにずっと言ってたけど、
 なんで日本って食料自給率が低いん?海外の輸出の前に先に、
 まずは日本のもの日本国民が食べることが先やろう・・・
→先日、対馬の丸徳水産の犬束ゆかりさんが言っていた、
 「普段の一食だけでも考え方を変えてみる」という一言がとても
 刺さったように、地産地消って普段の食生活からなんだよなーと痛感。

・SDGs、再生エネルギーって世間は言うけど、結局再生エネルギーの
 大半は中国製の太陽光発電だったり、対馬でも問題になっていた原発の
 処理の問題だったり、見た目はクリーンとか言っても結局は経済最優先で、
 必要でなくなった時の処理は地方に押し付けるし、全然クリーンじゃないやん。

・ずっと関心を持っていた地方の空き家問題と、人口減少時代なのになぜか
 止まらない新築の大開発。そもそも人口減少やのに、新しい商業施設いる?
 私個人は、これからの時代、新築をバンバン建てる時代ではなく、
 ヨーロッパみたいに作ってきた既存ストックを大切に活かす時代やろう、
 であれば歴史的な建物保存しかり、空き家の活用しかり、
 そう言うことにこそ支援の手を差し伸べるべきやろう。

と、登壇者の意見を聞きながら、グループワークのセッションに参加しながら、
悶々と考えているうちに、「そうか、だから環境問題って地方がやらないといけない
んか。そのリーダーとなる人が、地方議員ということか。」という、
妄想の連鎖の果てに勝手ながらにすごく腑に落ちて、最後にその意見を発表させて
もらったら、パタゴニアの知人から「趣旨理解してくれて嬉しいです」って。

知人も参加していて、小難しいテーマなのに満席という流石のパタゴニアファン。
地球規模の問題やけど、やるべきことは足元のことからだし、そのためにも
変えていかないといけないという当たり前のことを再確認。
いやー、パタゴニア攻めるなー。かっこいい。

若い人はとっても感度高いし、彼らと一緒に行動していくことこそが未来。
嬉しくなりました。まだまだ地方も明るい。

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