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対馬市寺泊推進事業 2022年度

Tsushima Terahaku Project

長崎県対馬市

寺泊事業者発掘に向けた調査、寺泊勉強会の企画開催、観光コンテンツ企画・スキームづくり

対馬市には古くから伝わる言い伝えや神道が残っており、市内全域には多くのお寺があります。
今後のインバウンドを見据えて、対馬ならではの歴史の拠点であるお寺を活用し、お寺に宿泊・滞在・体験してもらうことで新たな対馬の観光コンテンツをつくりだそうと始まったのが、寺泊プロジェクト。

まずは寺泊の事業者となり得る候補事業者を発掘するため、市内の全てのお寺を対象にしたアンケート調査を実施。
寺泊を実施するための人材不足、設備・環境の不足が課題となり、寺泊に対して意向のあるお寺はわずかでした。

そこで、寺泊に対する更なる理解を深めてもらおうと企画したのが寺泊勉強会。
全国の寺泊事情に精通する宿坊研究会の堀内代表、実際に寺泊を運営している正暦寺の玉川住職を講師に招いて、寺泊の勉強会及び寺泊の意向があるお寺を対象にした個別相談を実施。

寺泊勉強会チラシ
寺泊勉強会の様子
寺泊個別相談の様子

この勉強会・個別相談そして正暦寺への寺泊視察を通じて、寺泊の実施意向があるお寺の事業構想がだんだんとクリアになっていきました。
お寺といっても宗派や立地環境、住職さんや奥さんのスキルや人柄で千差万別。
お寺の個性を生かした体験メニューや景観を生かした宿泊施設のあり方、食事など、事業構想を形にしていくお手伝いをしていきました。

また、寺泊の実施は難しいけど、お寺体験であれば実施しても良いというお寺が数ヶ所あり、住職さんとお話を重ねる中で、対馬には6観音という巡礼の文化があったことや旧厳原町では地蔵盆という民間主体のお祭りが今も続いていることを知り、対馬の文化を再発見する機会に繋がりました。

寺泊先進地視察の様子
対馬6観音の調査の様子

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