江迎まちづくり計画策定 2016
Emukae Town Planning
長崎県佐世保市江迎地区
まちづくりミーティングの全体計画・ファシリテーション、計画作成支援
かつては宿場町として栄えた佐世保市江迎町。
全国の地方都市と同じように、この江迎町にも人口減少や少子高齢化の波は訪れている。
これまで江迎町では、千灯籠祭りや繭玉祭り等のイベント、猪肉や黒大豆などの食資源を生かした商品開発、町並み形成に向けた格子の整備等を行ってきたが、今一度改めてどう言ったまちづくりを進めていくのか、地域住民みんなでまちのビジョンや事業計画について未来を描くプロジェクトを行った。
事業の実施にあたっては、5回のまちづくりミーティングを開催。
地域の皆さんとまちの未来を語り合うことから始め、まちの未来のために必要な事業を考え、最後は地域でもてなし、お客さんを迎え入れる事業案を作成した。
地域の皆さんと話し合った江迎活性化のテーマは、「人に来てもらい、人に住んでもらい、人に継いでもらう」。
まちづくりのコンセプトを「入り江で迎える宿場町」と設定し、空き家の活用、広場の創出・賑わいづくり、町並みの整備、水辺の活用、街歩きなどなど、まちづくりミーティングから多くの未来プロジェクトが誕生した。
ビジョンを共有して行動に移すことが重要だと、3月の繭玉祭りからはできることからやってみる。
着物での街歩きは大変好評だったよう。
今後も地域発の取り組みが続いていき、かつての宿場町のような賑わいが生まれることを楽しみに。