江迎地域観光まちづくりプロジェクト 2021年度
Emukae Revitalization Project
長崎県佐世保市江迎地域
全体監修・コーディネート、観光体験整備事業、江迎サイン計
住んでよし訪れてよしの江迎観光まちづくりプロジェクト。
2年前に策定したアクションプラン、そして昨年度に情報発信や観光コンテンツ、景観に関する詳細なプランづくりを踏まえて、2021年度は具体的な事業に着手。
収益づくりの核としてリニューアルオープンしたのが、恢復食堂OTAYA。
ブランディング・デザイン、建築家、食に関する専門家の協力を得て、宿場町として育んだ歴史を現代に甦らせる「恢復」をキーワードに新たな江迎の観光集客拠点を創出しました。
リニューアル後は集客・売上ともに大幅に増え、様々なメディアにも紹介していただくことができております。
また、地元で生産される自然豚の定食は欠品が出るほどに人気商品に。
ただ、最終的な目標である黒字化はまだ達成できておらず、今後も継続的な集客促進、経営改善に取り組んでいくことが必要です。
また、新たな拠点づくりにも取り組み始めております。
OTAYA横倉庫の活用による新たな集客核、OTAYAとの相乗効果に向けて、年度終盤から出店予定事業者や建築家との協議を重ねております。
来年度にはオープン!?ご期待ください。
OTAYAを中心とした拠点づくり以外にも、江迎の滞在時間・来訪目的を増加させるため、江迎で周遊・体験してもらうための体験観光整備事業にも取り組みました。
まずは地元にある観光素材・人材を発掘し、その上で江迎ならではのコンセプトを考え、日帰り客を想定したモデルコースを2パターン設定した上でモニターツアーを開催しました。
ただ、開催当日はコロナの蔓延防止措置が発令されたことにより現地での開催は中止となり、急遽オンラインに切り替えてオンラインモニターツアーを開催。
長崎市、佐世保市、福岡市在住の一般モニターやメディア・観光の専門家を対象に、江迎の観光資源・体験コンテンツの評価、今後の江迎観光の可能性について有益なご意見をいただくことができました。
2022年度以降は、その意見を踏まえて具体的な取り組みに着手していくことが求められます。
上記の事業以外にも、江迎の周遊性を高めるためのサイン計画やホームページ・SNS・旅行メディアによる情報発信、情報発信の勉強会、暖簾づくり、ガイド人材育成等に取り組んできました。
2022年度は、地元におけるまちづくりの推進体制をさらに強化し、観光やまちづくりの担い手となるプレイヤーの発掘・連携、江迎の魅力形成に向けた具体的な事業に着手していく予定です。
全体監修・コーディネート:ルーツアンドパートナーズ
江迎体験観光整備事業:ルーツアンドパートナーズ
江迎サイン計画:ルーツアンドパートナーズ
ホームページの撮影・デザイン・更新、情報発信勉強会:Light
おおたやブランディング・デザイン:Light
おおたや空間改修:松田氏(キトレペ建築設計事務所)
おおたや飲食リニューアル:松竹 智子 氏