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昨日は、九大の樋口先生のお誘いで、福岡市西区の北崎地区へ。

いまや福岡の若者カルチャーの発信地になっている糸島のすぐ手前に
ある地区で、いわば「見逃されている」場所だ。

学生がリノベーションしてシェアハウスをしているのは前々から
聞いていたけど、初めて来たのだ。

港沿いに続く集落、空き倉庫が目立つ漁港、人気のない港公園、
奇麗なプライベートビーチ、干物ストリート・・・
先生の案内だから、短時間でまちの全貌が見えてくる。

印象としては、全体的にぼやーっとしている。
中心というか、まちの軸みたいなものが見えない。
でも、地域の力で、1つずつ手を加えて行けば、
きっと住むには素敵な場所になるんだろうな。

夕方からは先生の講演にゲスト講師として出させてもらった。
テーマの中心が「子育て世代の移住」だったので、
先日ブログに書いた保育園問題や子育て世代の現状、
暮らし方・働き方の変遷、北崎移住の可能性・ターゲットについて、
自身の体験も交えながらお話と意見交換をさせていただいた。

長い時間をかけて、楽しく、いろんな人達を巻き込んで。
今後お手伝いができるといいなぁ。

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先日、保育園の発表があった。
結果、第1次募集では5希望全滅、
第2次募集では3希望全滅・・・

この半年間、この保育園問題に振り回された。
かみさんは、距離的に送迎がぎりぎり可能な範囲の中で、
認可・無認可あらゆる保育園を訪ねて調べてくれた。
その結果を踏まえ、家族で会議を重ね、出した希望に対して
全て落選するという結末。

かみさんはこの4月で復職しないといけない。
僕らの近くには、子供を見てくれる両親もいない。
当然、保育園に預ける「優先度の高い」家庭だと思っていた。
でも、結果はこうだ。

市長は待機児童ゼロだとパフォーマンスする。
周囲には、緊急性がさほど高くない友達の家庭が合格している。

憤りを隠せない。第1次募集でも、第2次募集でも、
市役所に異議申し立てに出向いた。審査基準の曖昧さ、
自宅自営業という不利なバイアス。
第2次募集で私達の得点は少しは改善したけども、結果的に落ちた。

市役所の人曰く、福岡市の中央区は去年に比べて、
待機児童が3倍近くにふくれあがっているという。
でも、結果として入れていない。
果たしてこの1年、市役所は中央区でどんな子育て政策をしてきたのか。
そんな突っ込みをうまくすり抜けて、市役所の人たちは言う。
「とりあえず、3次で空いているとこに入ってみんですか。」

2次に落ちて、僕たち家族のありったけの文句を言い放って、
夜にかみさんとゆっくり話をした。

自分たちの働き方のために子供が振り回されるって果たしてどうなの?
そこまでして高い得点をとって預けたいのか?
保育園のためだけに、自分たちの生活環境を変えるのもどうなのか?

こんな環境では、子供を産みたいと思わないのは無理はない。
上っ面の「少子化をなんとかしましょう」とか言うのも、
その立場になってみると、あまりに政策と現実の乖離がある事を痛感する。
この国が、福岡市が、「自分たちのスタイルで、働きながら、子供を育てる」
にはあまりに不向きな現実に唖然とする。

奇麗ごとだよ、全ては。そう吐き捨てたい現実。
でも、悲観ばかりしていても何も生まれない。
子供にとって、私達にとって、何も明るい未来は生まれない。

そこでふと行き着いた答え。
「別に福岡の都会に固執することはないんじゃないか」

そう思うと、なんだか心が軽くなった。
環境も働き方も子育ても、等身大で楽しめる居場所。
それは都会ではなく、地方にあるんじゃないかと。

地方の仕事をしている僕に、明るい未来が見えた。
この1年をかけて、暮らす場所を再構築しようと考えている。

移住の仕事をしながら、いっそのこと自分たちもそこに住む。
地方の仕事がますます楽しみになる。

Portland,America

Portland,America

年度末に差し掛かり、いろんなプロジェクトが大詰めを迎えている。
先週は出張に会議、ワークショップと慌ただしい1週間だった。

地域づくりの仕事をしていると、年度末は行政からの委託期間が
終わる時期でもあり、「業務を無事に終えて報告する」方向に
働きがちである。

かつてコンサルタント時代の私はそうだった。
でもそれでは何も次に繋がらず、業務を終えた僕らはまた次の町からお声がかかる。
それでは地域にとって何も残らない。
地元でできるアイデア・体制・持続力があれば、
本当は私達のような外部の専門家がいらないし、そうなるようにガイドすることも
専門家の役割であると最近は常に意識している。

そのために欠かせないことが、「現場で一緒に考え、汗を流す」こと。
私達だけが資料を用意し方向性を提示しても、それは地元のものではない。
それをたたき台に、生まれ変わる現場に身を置き、将来をイメージし、
現場で肌をつきあわせて議論することが「自分ごと」の意識をつくりだし、
その熱が伝搬し、まちづくりへと広がっていくと信じている。

極寒の商店街で、原寸大の段ボール模型をつくり、
オーニングや看板・照明等のサイズを考えてみる。

自分たちで考えたトレイルルートのサインづくり、
地元の子供達も呼んで、一緒になって汗を流す。

そこで一緒に共有した体験が、当事者意識を生み出す。
目に見えないハートの部分こそがまちづくりに繋がる原点だ。
手間隙かかるけど、長い時間をかけてまちを育むためには
それしかないんだといまのところは考えている。

呉服町アーケードプロジェクト企画会議

呉服町アーケードプロジェクト企画会議

庵浦町トレイルワークショップ

庵浦町トレイルワークショップ

昨日は京都でキカクブの会合でした。
(ホームページはこちら「キカクブWeb

6次産業を中心に、中小企業の売り上げ・価値をどうつくるか。
コンサルティング会社やDM会社、建築デザイナー、Webディレクター、
料理家、写真家の方々とみっちり5時間の会議。

お互いがどういう仕事をしているのかをゆっくり伺う事ができたのと、
何より、行政をメインクライアントとする私とは全く違う仕事のあり方や
考え方に触れる事ができて本当に勉強になりました。

私の役割は、そういった中小企業や商品を、どう地域の資源として
まちの活性化に繋げて行くかということ。
まだまだ視野は広げて行かないといけませんね。

今朝は二日酔いの体に鞭打ってランニング。
年末から、出張先で走ることが習慣化しつつあります。
だいたい5−10キロくらいかな。
部屋の中での会議が多くなるとなかなかまちにでることもないし、
走ると町のスケールがよくわかる。

やっぱり京都はいいなぁー。
まちなかにこれだけ歴史や路地、暮らしが残っているから、
いまもなお多くの人を惹き付けることができる。

Kyoto Heritage run

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今日は、佐賀市で高齢者の買物実態に関する調査。
今週で5つの団体にヒアリング調査を実施する。

やっぱり現場で働いている人たちの声は重く、説得力がある。
買物の利便性を向上させ、まちの暮らしを豊かにしていく
ためにはこうした「地元の声」をきちんと把握して、
事業に移して行くことが本当に大切。
当たり前の事だけど、そこを疎かにしがちな気がする。

空いている時間には、地酒専門店の「山田酒店」に立寄り、
建築・まちづくり集団のワークヴィジョンズが手がけた
コワーキング&カフェスペース「COTOCO215」へ。
COTOCO215、気持ち良いしGoodなスペース。
私が行った時には子連れ客で賑わっておりました。

COTOCO215

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