Roots

blog

本日、プロジェクトを共にした仲間達と佐賀県唐津市に
新会社を設立しました。

20代後半に唐津のまちづくりに関わり始めてから
はや15年以上が経ち、唐津の発展の礎となった港や
中心市街地、7つの島の活性化、観光振興といったテーマで、
いろんな角度から唐津に関わってきました。

唐津焼やお祭り、伝統芸能、明治大正昭和と続く建築遺産など、
時代が変化する中でも、唐津にどっしりと根付く文化や風景は
唐津の財産であり、その価値をどうやって次の世代へと繋いで
いくかはずっと私の関心事でもありました。

唐津に初めて関わった時の初心に戻って、
唐津の皆さんと対話を重ねながら1つずつ挑戦を重ね、
唐津を未来へ繋げるきっかけになれば幸いです。

どうぞよろしくお願いいたします。

あっという間に5月も終わり、梅雨に突入。

なんかあれもこれもと考えている割には
大したこともできずに時間だけが過ぎて、
自己嫌悪に陥ることも。

今しかできないことを存分にやりたい。
将来のなりたい自分達をイメージして、
今から計画的にやっておきたい。

一見矛盾する2つのこと。
でも理想は、今しかできないことを存分にやった先に、
なりたい自分になれること。
本当はシンプルに繋がっている気がします。

昨年度からご縁をいただいたプロジェクトも無事に
プロポーザルの採択をいただきました。
今年度の案件も1つ1つ、ルーツとしての価値を感じていただき、
自分達が大切なテーマと掲げるプロジェクトのご縁を
いただいております。

体は1つ、できることは限られている。
無理をしない自然体が、結局は長続きする一番の秘訣だと思います。

昨日、一昨日とようやくキャンプ行けました!

金土日と奄美プロジェクトの取材撮影。

サラリーマン時代に通っていた宮崎県串間市、
そして奄美大島と、鹿児島を拠点に動いた3日間。
クリエイティブチームは、鹿児島メンバーと。
天気も予想外に晴れて、充実した時間になりました。

奄美のまちづくりのキーマンにがっつりとお話を
聞くことができ、これからのまちづくりの可能性
拓いてきました。

また、時間を見つけて世界遺産センターに行ったり、
色々とお話を聞く中で、奄美大島の歴史や島民性、
風土を再発見する機会に。
いやー奄美大島面白い!ディープ!

対馬といい、唐津の島といい、
今年は島YEARな一年になりそうです。

ゴールデンウィーク明けから
なんやかんやと慌ただしい毎日。

先日、奄美大島に行ってきました。
私が大好きなとある企業の方からご依頼があり、
奄美大島における自然環境を生かした
まちづくりプロジェクトが始まります。

奄美大島といえば、高校の親友のおじいちゃん家が
奄美大島の名瀬にあって、大学時代に夏休み1ヶ月間
ご自宅にお邪魔して、プライベートビーチで素潜り、
サザエ獲り、夜はBBQと最高に楽しい思い出を過ごした
記憶を今でも鮮明に覚えています。

それから約20年ぶりの訪問。
福岡からの飛行機が片道4万円とびっくりする金額に
驚きましたが、青い海、熱帯植物の緑と、美しい自然
に感動の連続でした。
そして私の大好物の鶏飯を2日連続食べられるなんて
もう幸せ(お店で味の違いも楽しめる)。

プロジェクトの方はというと、奄美のキーマンとの
顔合わせや意見交換、現地の視察と、丸2日間みっちりと
濃厚すぎるファースト奄美となりました。

これから、地域のキーマンにしっかりと伴走しながら
定期的に奄美大島に通うことになりそうです。

私達ルーツが感じるまちづくりや地域社会への
問題意識やビジョンが合致する形で始まる、
民間主体によるまちづくりプロジェクト。

楽しみでなりません。
また詳細は追ってご報告します。

(佐藤 直之)

コロナ禍のキャンプブーム、自然体験ニーズに便乗して、
あちこちにコンテンツ・話題盛り沢山の施設が
続々とオープンしている。

有名メーカーや映えるキャンプ施設、星がついた有名レストラン、
おしゃれなカフェ、ショップ、自然体験スペースと、
これでもかと話題・滞在・消費に繋がるコンテンツが目白押し。
1日いても時間が過ごせる囲い込みの戦略。

遊ぶところがたくさんできて喜ばしいことなのかもしれないけど、
私個人はなぜかこの動きを素直に喜べない。
どこもかしこも「自然」を生業に、商業まみれの一途を辿っている
違和感が拭えない。

自然と一体化しているように見えて、そこには大きな経済活動が発生して、
たくさんの電気や資源を消費している。
なのに一方で「SDGsだ!」と高らかに謳っている。
ものすごいギャップを感じるのは私だけだろうか。

自然はそもそも地球からいただいた贈り物。
次世代に残していくための財産。

誰もが気軽に楽しめるはずの、様々な生態系と共存していくはずの自然
だったはずなのに、いつからか「商売道具」として自然が利用されては
いないかと訝るようになった。

この動き、都市部周辺ではどんどんと加速していくのではないかと思う。
一方で、気候変動が現実のものとなり、海の魚が乱獲で取れなくなったり、
遺伝子組み換えとかもはや自然ではないのに自然と歌う商品ができたり、
地球という生命体と経済行動のバランスがおかしくなってきている。

今日の新聞では、50年後には日本の人口が9000万人を割るという
深刻なニュース。人口は確実に減っていくのに、新たな大型開発、
大きな経済活動は果たして必要なんだろうか・・・

私達のフィールドとしている地方はまだその大きな波には直面していない
けど、いずれはやってくる問題。
地方においてももちろん経済活動は大切だけど、そこに根付く自然や文化の
環境があってこその話であり、いかに「環境」と「経済」の無理のない
バランスを生み出していくかが、これからの地方にとって大切だと思う。

先日訪れた福岡のパタゴニアショップ。
服は何度か購入したことがあり、創業者のイヴォンさんが個人の財産を
気候変動を改善する活動に寄附するというニュースは知っていた。
スタッフの方とお話をする中でパタゴニアとしての地域での取り組みを
色々と教えてもらったり、農業にも取り組んでいることを知った。

パタゴニアの歴史が詰まった書籍を購入してじっくり読んで、
いかに環境に負荷をかけずに経済活動を続けるのか、
大量消費ではなく一生ものとして消費を減らし長く着続けられる
服を作っていこうという哲学に感動した。

時を同じくして訪れた大分湯布院の熊谷牧場キャンプ場。
ご両親の牧場の財産を受け継いで、リタイアした後にキャンプ場をオープン。
1日1組限定で、由布岳をゆっくりと眺められるゆったりとしたスペース。
経済ばかりに走って所狭しと区画を整備するのではなく、
自分たちのペースでゆっくり迎えたい、利用者にはこの自然と風景を
ゆっくりと味わってもらいたいという、自然を尊重した姿勢に
とても感銘を受けた。

私たちも地方でまちづくりを支援する中で、
ともすれば大型開発や自然のバランスを壊すような経済活動を
誘発することにもなりかねない。

そうならないように、地方の根っこをしっかりと見つめて、
地元の方々と対話し、祖先が残してくれた大切な環境を継承していける
ような取り組みを応援していきたいと思います。

自戒を込めて。

(佐藤 直之)

Copyrights