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東彼杵町では、月に1〜2回ペースで情報発信講座を開催しています。

ブランディングやコンセプトワークの専門家であるアオバトの前崎さんや、
編集の専門家であるEDITOR’S SAGA編集長の中村さん、
九州・全国で活躍中のカメラマン藤本さんによる、
頼れる講師陣をお招きして、東彼杵町民が発信するスキルや視点を学び、
発信する仲間づくりを行うというもの。

受講者それぞれに東彼杵町との出会いや思い出、ストーリーが眠っていて、
町を見る目線がそれぞれに違います。
そんな独自の目線をどう形にして伝えていくか。

先日実施した第3講では、編集者の中村さんを講師に、
受講者自身で深掘りした東彼杵町の思いや
キーワードを具現化していくために、実際に取材の現場へ。

東彼杵町のストーリーがあり、受講者からの大切なキーワードに挙がった
「ひと」「景観」が織り込まれた取材先として、
全国品評会で全国1位になり、最近では民泊事業を手掛ける大山製茶園さんに
お邪魔しました。

絶景の茶畑を歩いた後は、民泊事業を手掛ける日本茶インストラクターの
大山英子さんに美味しいお茶の淹れ方をレクチャーしてもらい、
受講者それぞれがインタビュアーとなって英子さんに根掘り葉掘り取材!

それぞれに聞くことが違って、またそれが新たな気づきにもなって、
とても良い取材の体験となりました。

さぁ次回からは実際の記事づくりへ。
地域の思いを可視化する作業は楽しいですね。

(佐藤 直之)

先日、唐津の商店街や商工会議所関係者の皆さんと、
インバウンド観光の視察のために岐阜県の飛騨高山へ行ってきました。

飛騨高山は高原町の視察調査で1年前に来ていましたが、
今回はどちらかと言うと商店街寄りの視点で、どういったおもてなしや
取り組みが外国人観光客の受け入れに必要なのかを学ぶ機会に。

前回に引き続いての観光コンベンション協会の駒屋事務局長と
本町3丁目商店街の中田理事長にお話を伺い、
多面的・戦略的な飛騨高山の観光地域づくりや観光客を取り込む
商店街の工夫や現実を目の当たりにして、
新たな気づきを得ることができました。

「江戸時代の蓄積が今の飛騨高山の観光に繋がっています」
と言う、駒屋事務局長の言葉が印象に残っています。

伝統的建造物郡保存地区を中心に、江戸時代の直轄地時代の代官所であった
高山陣屋、地元を代表するだんな衆の1人であった吉島家住宅は建築的に素晴らしく、
川沿いに続く朝市は新旧が融合する高山の文化として定着し、
料亭洲さきさんの食事は伝統を継承する美しき食文化、
飛騨産業のショールームで飛騨の匠の技術の高さに感動。

外国人観光客を引きつける理由がよくわかりました。

(佐藤 直之)

先週末、宮崎県高原町の御池キャンプ村と町内で、美と健康モニターツアーを開催。

宮崎県・鹿児島県内から大人女性16名、ご家族10名を含む26名の方に
ご参加いただきました。

本番までに地元の事業者の皆さんと何度も議論を重ねて内容を検討してきました。
事業者としてきちんと対価をもらって続けられること、高原ならではのコンテンツを
作っていくことを意識して、少しでもモニターの方に楽しんでいただけるように。

蓋を開けてみれば、これ以上ない快晴で、秋風がとても気持ち良い2日間に。
温泉入浴は時間を読み間違えて非常にタイトなスケジュールになりましたが、
各種体験や料理、町巡りについては、モニターの方から大好評いただきました。

最後のグループヒアリング調査では、女性ならではの視点からの気づきや
問題点、今後の改善点や具体的な提案まで、非常に貴重なご意見をたくさん
いただくことができました!

この結果をきちんと地元にフィードバックし、高原町の活性化につなげていきます。
そして休むことなく、今度は冬のモニターツアーの企画づくりへ!

(佐藤 直之)

もうかれこれ6年前に「佐世保・小値賀海風の国観光圏」のコンセプト、計画づくり
に関わる中で、ずっとずっと行きたかった小値賀島。

今回、お仕事でご一緒した牧野伊三夫さんからお誘いがあり、
旧野首教会で「希望という名の」というコンサートが開催される
小値賀ツアーに参加することに。

世界遺産に認定された野崎島のガイドツアー、そして野首教会でのコンサート、
小値賀島での地元交流、民宿、今も現役で活躍する活版印刷と、
1泊2日の限られた時間でしたが魅力がぎゅっと凝縮された素敵な島旅でした。

中でも、世界遺産に認定されたその背後に、キリスト教を信じ続けたことの思い、
守り続けた暮らしがあり、それこそに価値があることを改めて知ることができて
本当に良かったし、こうして世界遺産に認定されることで受け継がれるものが
あるんだということを気付かされました。

他の地域で関わる島づくりにもたくさんヒントをいただきました。

(佐藤 直之)

先日の10月29日、佐世保市万津町のBRICKMALLにおいて、
半島meets…の公開インタビューイベントが行われ無事に終了しました。

テーマは「計画を実行するうえで大切なこと」。
俵ヶ浦半島の活性化に当事者としてではなく、住民参加による計画づくり
やプロジェクトの実走を外部の立場からサポートするプランナー・
プロデューサーの視点から、改めて事業を振り返り、ヒントを得ようという企画。

対談相手は、地方創生に関する実践と研究を全国で重ね、数多くの書籍を
執筆しているissue+designの筧 裕介さん。
私も気がつけば、筧さんの書籍は何冊も愛読しており、高知県佐川町の総合計画
づくりをケーススタディにした「みんなでつくる総合計画」は、俵ヶ浦半島の
未来計画を作るうえでとても参考にさせていただきました。

当日は、地元佐世保市をはじめ、県内・佐賀県からも参加があり、
スタッフも入れると50名近くの参加者で会場は埋めつくされました。

今回私が用意したのが、「筧さんに聞きたい5つのこと」。
筧さんの地域づくりへの関わりからお尋ねし、半島未来計画の参考になった
高知県佐川町を事例とした住民をやる気にするための計画づくり、
計画から実践へと地域づくりを続けるためのポイントやチームづくり、
そして近年筧さんが注力している地方創生とSDGsまで。

私がプロデューサーとして最も感銘を受けたことは、住民のやりたいことを
実現することが第一だということ。ともすれば、私のようなコンサル的な立場
や専門家が地域に入ると、「これが答えだ!」「こうした方が良い」「市場は
こうなっている」と言いがちですが、筧さんはアプローチが全く逆でした。

住民がやりたいことを可視化する、その想いを引き出すための場づくりを
徹底的に準備し、目標やイシューへと落とし込む。そのやりたいことが
まとまってきたら、緩やかに同じ方向を向くためにビジョンを添えてあげる。

佐川町の発明ラボのお話では、住民の作りたいものをまずは丁寧に聞いて、
実践する環境を作って、そしてプロトタイプができた段階で専門家のスキルを
借りて仕上げていく。専門家の関わりも、あくまで住民の想いを可視化する
最終段階。住民のやりたいことが湧き出る「地熱」を生み出すためのアプローチ
がなんとも明快で、ずっと話を聞いていたいと思う時間でした。

そしてもう一つ印象に残ったのが、地方創生にSDGsの考え方を取り入れた取組み。
目の前にある課題に対して解決策を考えるのではなく、その課題を引き起こす
原因は何か?SDGsの開発目標に沿ってその本質を考えていく。
どこも同じ社会問題を抱える地域の中で、事の本質は何なのかを目を背けずに
考えることは、きっとこの先とても大切な視点だなぁと痛感しました。
そして、地方創生におけるSDGsカードゲームを考案したのは筧さんだったのだ
と知り、定期的にそのノウハウを学ぶ講座をしていることがわかったので
私もいつか受講してみたいと思います。

始まる前は不安でいっぱいでしたが、蓋を開けてみればたくさんの気づきを
得ることができました。私自身、地方創生のプロデューサーとして取り入れたい、
改善したいことがたくさん生まれましたし、俵ヶ浦半島活性化に向けても
自信を持って良い部分とこれからのアプローチが明確になりました。
筧さん、ありがとうございました!

(佐藤 直之)

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