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Roots

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2021.09.14 / local

まちの灯り。

先週土曜日、誕生日だった息子のバースディケーキを
買いに行った時のお話。

大学時代の後輩のお姉さんが我が社の事務所近くで
スウィーツ屋さんを営んでいるという情報を入手し、
前日に慌ててケーキを注文。

当日お店に伺うと、外には大行列が!
1組1組入店して品物を選んで買うスタイルなので
ちょっと時間がかかりそうだなと、どんな人が買いに
きているのか並んでいる人達をリサーチ。

女性1人、お母さんと娘、カップル、ここまではどこの
スウィーツ屋でもありそうな光景ですが、単独のおじいちゃんが
1人、また1人、また1人と並ぶ。

私の前に並んでいたおじいちゃんとカップルが話すのをこっそり聞くと、
おじいちゃんはどうやら近所に住んでいて、孫達にせがまれて
スウィーツを買いに来たんだとか。
実際、かなりの数を大人買いしていかれました。

ようやく私の番が来て、バースディケーキを準備してもらっている間に
後輩のお姉さんと束の間のお話。

国内外でスウィーツの修行をして来られて、自分のお店を開く場所に
決めたのが福岡。姉妹が福岡に住んでいるのが決め手だったとか。

「毎日こんなに大行列なんですか?」と聞くと、オープン当初から
そうなんだとか。そしてそのお客さんの大半がご近所さん。
ここにお店を開いた時からずっと、近所の人が買いに来て、
可愛がってくれてるんですよって。

ご近所さんで経済が成り立っている、なんとも素晴らしい地域の個店。
まちの灯りのような存在で、自然とお店の周りにコミュニティができている。

コロナ禍による閉塞感漂う今だからこそ、
こういう地域の小さな個店・コミュニティ・経済こそ守っていかないと。
素敵な光景を見ることができました。

(佐藤 直之)

先週末、「国内旅行業務取扱管理者」の試験を受けてきました。

資格といえば、20代前半に合格した
「カラーコーディネーター2級」以来だから、
もうかれこれ20年ぶり・・・

まちづくりを生業とする中で、
「観光まちづくり」を切り口・テーマとするプロジェクトが
近年増えてきています。

地元の人達と地域の宝を再発見し、
地元の人材と資源を活用した新たな観光サービスを構築する上で、
常に出口のところでこの旅行業のハードルにぶち当たることが
ありました。

また、このコロナ禍において観光業は大ダメージを受けており、
観光を通してもう一度地方を盛り上げていきたいという想いが
ふつふつと湧いてきています。

まずは旅行業のことを学ぼうと、この資格にチャレンジ。
「旅行業法」「約款」「国内実務」という3つのテーマに
分かれていて、法律と約款は旅行商品や宿泊・運送サービスを
提供販売する上での基本的な考え方を習得します。
国内実務は、JR・飛行機・貸切バス・フェリーの運賃計算と
47都道府県の主要な観光資源、世界遺産、国立公園、ラムサール
条約の知識を習得します。

旅行業法と約款は、旅行者の保護と旅行業者の適正な運営という
大きな考え方とポイントを抑えれば、あとはひっかけ問題に
捕まらないようにすればなんとか応用がききます。

一方で国内実務は、JRの運賃計算が非常に複雑であり、
国内の観光資源に至っては47都道府県の主要な観光地やお祭り、
伝統工芸、食文化など、かなり広範囲な知識を問われるので
覚えるのがかなり大変です・・・
旅行に行ったことがない都道府県に至っては予備知識ゼロなので
最初はもうちんぷんかんぷんで、せっかく覚えるなら楽しんでと思い
ネットで調べて「こんなところなんだ〜」と旅行者の立場になって
視覚的に覚えていきました。

で、試験本番。想像以上の受験者数にびっくり。
中でも学生が多くて、大学の先生が応援に駆けつけていたのが印象的でした。
(記憶力から考えると、学生のうちに合格してた方が良いでしょうね)

さて、結果はいかに!

(佐藤 直之)

あっという間に9月。
蝉の大合唱もなくなりひぐらしが。
もう秋がそこまでやってきてますね。

8月は結局コロナの影響で地方出張はたったの1回。
長崎県大村市の新幹線まちづくりプロジェクトの
観光商品づくり部会に参加してきました!

大村市ではどんなプロジェクトが進行しているかというと、
来年秋の西九州新幹線開業をきっかけとして、
地域が一丸となって観光まちづくりを進めようと言うもの。

大村市は長崎県でも珍しく、人口が増加している街。
その理由の1つに、長崎空港や高速道路のインターという
広域交通インフラの拠点がある利便性と周辺に広がる自然環境が
融合した「住みやすさ」があるんだと思います。

そこに、西九州新幹線が開業することで、
「新幹線」「高速道路」「空港」という3つのインフラが集結する
超便利な街=ハブシティ(と私たちは呼んでますが)に
大村は生まれ変わります。

その利点を生かして、どんなことができるだろう。
大村のことをアピールする「プロモーション部会」
大村の観光魅力化・集客を図る「観光商品づくり部会」
大村への移住定住を促進する「移住定住促進部会」
の3つの部会に分かれて、地元の関連するまちづくり団体や
事業者、大村市の関係各課が連携を図りながら、
プロジェクトの企画・渉外・実施を行なっているわけです。

私達はその「大村発まちづくりプロジェクト」を具体化すべく、
プロジェクトの企画提案、マネジメント、アドバイスを通して
まちづくりを支援しています。

大村のまちづくりも関わり始めてかれこれ5年近くになります。
地元の皆さんと仲良くさせていただく中で、あの店この店
行きたいお店がたくさんあるのに開拓できないのがつらい(涙)

もっともっと大村のことを深掘りしなければ!

(佐藤 直之)

お盆明けからのコロナ感染拡大、緊急事態宣言の再発令を受けて、
地方出張がことごとく中止もしくはオンラインに。。。
ふと振り返ると、8月に入ってから一度も地方出張に行ってない。
こんな長いこと出張がないなんて初めてのこと。

しかも弊社スタッフは日頃から別々の場所で仕事をしており、
コロナ前からリモートワークを実践中・・・

感染拡大を避ける、密を避けるという意味では、
世間的に見れば模範的な働き方をしている我が社。

スタッフや福岡市内のチーム関係者とはちょこちょこ事務所で
打合せしているものの、これだけ出張がないと
引きこもりが当たり前になりすぎて、なんだか世間に置いてきぼりに
なっている感じがして少々不安になりますね・・・
(デスクワークや打合せはきっちり進めているんですが)

でもやっぱり、地方に行って現場に行きたい、空気に触れたい、
クライアントや地元の皆さんと話したい。
リアルな交流にこそ価値があるし、そんな社会の中でこれからも
生きていきたいと切に願っています。

(佐藤 直之)

先日、偶然にも訪れた大分県竹田市のラムネ温泉。

ずっと行ってみたかった温泉。
泉質の高さで今や大人気の温泉になっていますが、
私のお目当ては「温泉」というよりもむしろ「建築物」。

自然をモチーフとしたユニークな作品を手がける建築家として
有名な藤森照信さんが設計した温泉で、九州の事例としては
とても有名。

温泉を早々にあがって建築探検(内湯の空間も面白かったですが)。
玄関、中庭、敷地の外、最後に2階といろんな角度から建築を眺めて、
可愛らしいフォルムと角度によって変わる表情の豊かさを体感しました。

近代的な建築はどちらかというと「空間との一体化」の名の下で、
透明感のあるガラスやルーバー、コンクリートを使ったシンプルで
スタイリッシュなものが多いですが、藤森さんの建築はそれとは
対極的なデザインで、「人間としての温かみ」が感じられてとても好きです。

私が唐津のまちづくり会社で働いていた時、
唐津の建築遺産・旧唐津銀行の生誕100周年の事業に関わっていました。
旧唐津銀行の保存委員会に藤森照信さんが関わられていたことを知って、
100周年記念事業の一環として藤森さんの講演会を企画提案しました。

唐津市の職員の方と一緒に東京まで講演依頼に行きましたが、
とても気さくで優しいお方でご快諾いただきました。

その講演会は素晴らしかった。
屈託のない笑顔で建築のこと、歴史のことを語る藤森さんはとても印象的で、
言葉の1つ1つに「建築や街並みに対する愛」を感じました。
そう、藤森さんに人間としての温かみがあるのです。

旧唐津銀行における藤森照信さんの講演

建築って人間性が現れるんだなって、藤森さんの建築物を間近でみて
そう感じました。
そんな建築物やコミュニティが1つ1つ重なって街や地域が作られる。
地域も人間性が出ていた方がうんと面白いと思います。

(佐藤 直之)

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